ゲノム編集とは何か 簡単にまとめてみました


はじめに

勉強は特に好きでもなかったのですが、大学に進学しました。
私は免疫を学んだのですが、遺伝子の研究室もありました。

当時はバイオテクノロジーという言葉が流行っていました。
そしてそれは、いいイメージしかありませんでした。

しかし近年の遺伝子組み換え食品や、中国のゲノム編集赤ちゃんの誕生のニュースを聞くと、複雑な思いがあります。

国民的議論が必要とも言われていますが、インターネットではあまり意見を見かけません。
原発の是非などはよく見かけるのですが。

そういうわけで、思うことを色々書いてみます。

私は学生の頃は、ゲノム編集や遺伝子組み換えという言葉は聞いたことがありませんでした。
当時も専門ですらなかったのですが、私なりに調べて簡単にまとめてみました。

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遺伝子組換えとは

目的の箇所を、別の生物の遺伝子と差し替えることです。

パソコンに例えるなら、HHDをSSDに交換するようなものです。

バイオテクノロジーがもてはやされていた学生の頃、遺伝子操作された怪物と戦う漫画を結構見かけた気がします。

サイバーブルー、メタルK、グリーンアイズなどを覚えています。
例えば人間にゴリラの遺伝子を組み込めば、ゴリラ並みのパワーを得られるという発想です。

ゴリラ人間は突然変異でも品種改良でも生まれることはあり得ません。
これが遺伝子組換えに当たるでしょう。

ゴリラ人間どころか、動物と植物を掛け合わせることも出来ます。

除草剤を撒いても雑草だけが枯れるように作物に耐性を持たせたり、あるいは害虫が食べたら死ぬような作物を作ったりしているようです。

これだけ聞いても、遺伝子組換えは危険な技術であるということが、普通の感覚を持っていれば感じられるのではないかと思います。
また不安定な技術なので、思いもよらぬものが生み出される危険もあります。

普通の感覚と言いましたが、日本人の感覚において、ということです。
日本では法律が無いにもかかわらず、商業的な遺伝子組み換え作物は生産されていません。

アメリカだけでやって下さい。
表示義務化は当然です。

実害はないのかもしれませんが、得体の知れないものを食べるのは気持ちが悪いです。
それだけで、うまいものもまずく感じます。
私は絶対食べたくありません。

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品種改良

釣りキチ三平で『黄金の鯉』を探す話がありました。

天然の黄金の鯉を探すという話ですが、品種改良によって生み出された黄金の鯉なら実在すると解説がついていました。

プロジェクトXで、コシヒカリ開発の話がありました。
戦後間もなく始まったプロジェクトで、感動の物語でした。

品種改良には嫌悪感は全くありません。

要は雑種のうち優秀な種だけ残して、それを何世代も育てて新種を確定させるという作業です。

人為的ではありますが、嫌悪感を感じないのは長い歴史があるからでしょう。
品種改良によってバイオハザードの類が起きたとは聞いたことがありません。

ゲノム編集とは

遺伝子の一部を切り取って、壊したり置き換えたりすることです。

外来の遺伝子を挿入する編集もあるので、そうなると遺伝子組み換えとの区別がよく分かりません。
この編集は規制を受けると、先日ニュースで言っていました。

切り取って機能を失わせるだけであれば、届け出だけで今年の夏から可能になるともニュースで言っていました。

各部分の遺伝子の機能が分かっていれば、品種改良のように時間をかけずに目的を達することが可能となります。

ゲノムという言葉も最近聞いたものです。
調べてみると、「遺伝情報」とのことでした。
DNAと同義と考えて良さそうです。

RNAというのもありました。
パソコンに例えるならDNAはROM、RNAはRAMのようなもののようです。

ゲノム編集についての私の考え

遺伝子組み換えはハッキリ気持ち悪いですが、ゲノム編集に関しては難しいところがあります。

品種改良は10年仕事となりますが、ゲノム編集で簡単に目的が達せられるということになれば、さすがに従来の手段は使えなくなるのではないでしょうか。
無論手間が省ければそれで良いというわけではなく、リスクを考慮する必要はあります。

しかし外来の遺伝子を挿入するということでなければ、リスクがそれほど高いとも感じられません。
突然変異だけでなく、遺伝子の複製のエラーは自然界でも起こり得ることです。
がん細胞がそれでしょう。

だからといって、違和感なく受け入れられるというものでもありません。
というより、これに関してはまだ分からないこともあります。

遺伝子治療という言葉がありますが、そこまでやっては治療というより改造という感じがします。
義手義足、ペースメーカー、人工肛門などとは異なる違和感があります。

中国のゲノム編集ベビーは衝撃的でした。
これは到底認められるものではありません。

ゲノム編集の問題点 中国で双子の誕生に批判が集まる

しかしこれは、父親のエイズが感染しないようにするのが目的だったと言われています。
今後是非の議論が起こり得るという気がしないでもありません。

実害がないという前提であれば、大変難しい問題です。
倫理的な問題というのも重要だとは思いますが、倫理を守って大きな不利益を受け入れるというのも、それもかえって不自然という気がします。

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