羽生善治の称号がどうなるか予想する

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ついに無冠となってしまいました。

最終局前の予想は、こちらの記事に書きました。

100期か無冠か 竜王戦最終局 羽生善治vs広瀬章人

結局どうなるのかと思って調べたのですが、どうやらまだ決まっていないようです。
「どうなる」とか「問題が勃発」などという記事しかありませんでした。

まだ予想はできる段階なので、考えてみました。

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過去の事例

以前なら「前竜王」を名乗っていましたが、慣例でその称号は無くなってしまいました。

以前といっても、もう20年くらい前のことです。

谷川浩司が無冠になった時に、九段を名乗ったことがきっかけでした。
これは規定が変わったのではなく、本人の意向だったはずです。

永世名人資格者だったにもかかわらず、当時はほとんど騒がれませんでした。
今考えると、少し不思議です。

その年は竜王名人でしたが、両方のタイトルを失ってしまったのです。
この時もどう名乗るか気を揉まれていたと思います。

前名人を名乗るか、
いやタイトルの格は建前では竜王が上なので、「前竜王」を名乗るか、
「前竜王・前名人」を名乗るか。

「前」をつけるというのは、過去の栄光を引きずるような感じもします。
特にこのケースでは「前」「前」とクドいのも、九段を名乗った理由だったのかもしれません。

現役で永世名人を名乗るということも考えたと思いますが、大山名人ですら異例だったようです。
のちの中原名人もそれは憚ったようでしたので。

中原名人は永世十段を名乗りました。
棋士の格から言って、九段を名乗りづらかった当時の雰囲気は想像できます。

しかし谷川浩司は、名人以外の永世称号を持っていませんでした。

升田幸三が前名人を名乗れなくなって、どう呼ぶかと揉めたことがあったようですが、当時はそういう時代だったのでしょう。
升田は「実力制第四代名人」と名乗りましたが、谷川はこれも潔くないと感じて嫌ったのではないでしょうか。

当時はまだ若かったということもあり、九段の称号に甘んじたのではないかと想像します。
その後も多くのタイトルを獲得しました。

後の森内俊之も前竜王を名乗らなくなって、この流れが定着したのだと記憶しています。

羽生名人の今後の称号の予想

予想というか、推奨したいのですが、「十九世名人」がよいと思います。

名人挑戦の目も残っていて、まだまだやれると思っていましたが、名人戦で勝てるかどうかは分かりません。
挑戦すら、まだ確実とは言えません。

他のタイトルは、順位戦以上に勝ち残るのが難しいでしょう。
今期の順位戦をものに出来なければ、タイトル獲得の見通しは当分立たなくなります。

そうなるとここで九段を名乗ってしまうと、別の称号に切り替えるタイミングを考えなければならなくなります。

年度末か、名人戦後というのは考えられます。
ただ短い期間とは言え、それまでの間「九段」というのは、やはり違和感があります。

今の段階で、現役のまま永世名人を名乗るのがよいと思います。

それは規定にはありませんが、過去の事例から考えて、本人が希望すれば認められるのではないでしょうか。
米長邦雄もA級陥落時に「永世棋聖」を現役で名乗っていました。

先代の永世名人資格者である、谷川、森内に先んじての現役の永世称号が憚られるのかもしれません。
しかし両者が羽生を認めていれば、問題は無いと思います。

この前まで3冠だったのに、近年立て続けにタイトルを失ってしまいました。
フルセットまでいった棋戦もいくつかあったので、まだまだやれるとは思います。

名人戦をものにできるかが、100期獲得へ向けた大きなポイントとなるでしょう。

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