ファーウェイ幹部の保釈請求が認められた理由とは?

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アメリカの要請でカナダ当局に拘束されていた、ファーウェイの孟晩舟CFOの保釈請求が11日、バンクーバーの裁判所によって認められたと発表されました。

保釈金は1000万・カナダドル(約8億5000万円)。
「国外逃亡の恐れがある」として却下を求めていた、カナダ検察側の主張は退けられました。

保釈は、アメリカへの容疑者の引き渡しに関する審理が始まるまでの期間となります。

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孟晩舟CFOは、アメリカやEUのイラン制裁に関する違反の容疑で拘束されていました。

イランへ米国製製品を販売しようとした香港の会社と、ファーウェイとの緊密な関係が報じられていたことがきっかけです。

ファーウェイはニューヨークなどの金融機関を通じて、2010~14年だけで少なくとも約1億ドル(約112億円)を手にしていました。
金融機関の指摘に対し孟晩舟CFOは、2社の関係について虚偽の説明を行ったと、アメリカ検察当局は主張しています。

アメリカでは制裁対象の団体との取引に、自国の金融システムを使用することが禁じられています。

なお、同じく中国企業のZTEも、イランへアメリカ製品や技術を輸出していたということがありました。
これは有罪となっています。
アメリカ企業からの部品調達を禁止され、主要業務が停止する事態となりました。
(現在は解除されています。)

保釈の理由

孟晩舟CFOは高血圧などの体調の問題を理由に、保釈請求をしていました。

宣誓陳述書の中で、逮捕以降、病院で高血圧の治療を受けていると明らかにし、
「私は体調が悪い状態が続いており、拘束されている間に健康状態が悪化するのではないかと心配している」と述べています。

2011年に甲状腺がんの手術を受けるなど、健康上の問題を多数抱えていることも伝え、
身柄がアメリカに引き渡された場合は裁判で争うつもりであると主張しています。

また弁護人は、このように述べていました。

「中国を代表する企業の顔という立場にある彼女が逃亡したり、

この極めて特殊な状況で出された命令に違反したりするようなことがあれば、

彼女は中国自体に恥をかかせることになると言っても過言ではない」

アメリカの裁判で有罪となれば、禁固30年以上を課される可能性があるとも言われています。

保釈は中国の圧力か?

11日、カナダの元外交官が中国で身柄を拘束されたと報じられました。
孟晩舟CFOとの関係は明らかにされていません。
中国によるカナダへの報復との見方も出ています。

そして保釈が決定したのが同日のことです。
元外交官拘束との関係は、まだ明らかにされていません。

アメリカはファーウェイ幹部の逮捕容疑を明らかにしていますが、
中国は元外交官の拘束の理由を明らかにしていません。

建前だけでも理由を示すべきだと思うのですが…

強大なアメリカではなく同盟国を攻撃する手口は、過去にも韓国に行っています。

2016年在韓米軍が、北朝鮮のミサイル防衛システム”THAADサード”の韓国配備を決定した際、中国は韓国系スーパーの営業停止措置をとりました。

今回の保釈決定は、カナダがアメリカに容疑者を引き渡さないという可能性も出てきたということでしょうか。

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