産業革新投資機構の田中正明社長ら辞任の理由

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役人が大臣に断りなく報酬額を1億円以上と定め、
批判を受けて取りやめたというニュースは聞いていました。

田中正明社長は10日午後、東京都内で記者会見し、
自らを含めた民間出身の取締役9人が辞任すると表明しました。

辞任理由

報酬額の約束が、反故にされたからだと思われます。

田中社長は事態を謝罪し、こう述べました。

「経済産業省の姿勢の変化で、共感していた目的を達成することが実務的に困難になった」

約束された報酬をもらえないということであれば、やむを得ないことでしょう。

謝罪する必要もないと思います。

謝罪するべきは、勝手に約束した役人の方でしょう。

前に見た報道で知ったのですが、日銀総裁でも年収が3500万程度しかないことに驚きました。

それを思えば、年収1億以上というのは高すぎます。
大臣が正したのは当然だと思います。

なんとか機構というのが、何をするところなのか知りませんが。
取締役を9人も抱えて、本当に何をするところなのでしょう。

これも調べてみました。

産業革新投資機構とは?

ウイキペディアによると、このように説明されています。

旧産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法(産業再生法)・

現在の産業競争力強化法に基づき設立された官民出資の投資ファンドである。

ようするに、補助金を出す組織ということのようです。

いやファンドとありますから、見込みのある企業に対して融資するということですね。

財源を見ると、これはすごいです。

2014年の出資額が3000億円となっています。
内訳は政府が2860億円、民間企業26社が140億円です。

なぜ民間企業がこんなものにカネを出すのか分かりませんが、ほとんど税金ということです。
なお銀行から借りる場合、1兆8000億円の政府保証がつくそうです。

利益は出ているの?

設立初年度は投資実績がなく、純損益が-1,292,392千円となっています。
いきなりですね。

平成28年度末までの累積純損益 -37,087,139千円と、あります。

これはひどいと思ったのですが…

その他有価証券評価差額金・当期変動額

こちらがすごいです。

平成28年度末残高 846,816,516千円となっています。
株を買っているということなのでしょうね。

同年の保有株式の時価総額が、1兆2,172億円となっています。

絶対赤字だと思っていて、思いっきり叩いてやろうと手ぐすね引いていたのですが(笑)
書くことがなくなってしまいました。

これはしっかりやっていると思います。
経営者も優秀ということなのでしょう。

次に社長の経歴を調べてみることにします。

田中正明社長 について

現在65歳。
東大法学部を卒業後、三菱銀行に入社。
2016年に退職し、金融庁参与を務めていました。

2018年9月25日に産業革新投資機構の代表取締役会長CEOに就任します。

銀行時代は副社長を務めていたようで、超エリートと分かりました。

今回辞任した9人の取締役は、全員民間出身とのことです。
そりゃ変な給料ではやっていられないというのも分かる気がします。

最初はなくしてしまえと思っていたのですが、
これまで上げてきた実績を見ると、潰すのは惜しい気がします。

民間銀行を設立して、政府がカネを預ければいいのではないでしょうか。
よく分かりませんけど。

報酬額について

固定が1500万というのはないと思います。
「国民感覚」からかけ離れていると言われれば、そうなのかもしれませんが。

しかし一億総中流と呼ばれていた時代には、
役員でもない一サラリーマンだった親父ですら、それに近い額をもらっていました。
あの頃は税金がバカ高かった時代でしたが。

約束を反故にされたから辞めるというだけの話で、彼らが批判を受けないことを願います。