女性天皇と女系天皇 賛成反対の理由をそれぞれ分析してみた

女性天皇・女性天皇に国民のほとんどが賛成というニュースをしょっちゅう見かけます。

それはもう分かりました。くどい、しつこいと感じます。

なぜこれほどまでにくりかえして報道するのかというと、現行法では認められていないからだと思います。

国会議員の間では賛否両論のようです。マスコミが同じ内容の世論調査をしつこくくりかえす理由は、法改正(正がどうかはともかく)を後押ししたいと考えているのでしょう。

しかしそれは無理というものです。

小泉政権時に法改正が頓挫してから状況は何も変わっていないのに、なぜ蒸し返しているのでしょうか。その後は女性宮家の創設から突破口を作ろうとしていたようですが、最近また女性女系を言い出すようになってきました。

しかしNHKでは、女系に賛成していてもその意味を理解している人はほとんどいないとも報じていました。だとすれば世論調査自体が無意味ということになります。

そしてそういう人は女性天皇の意味は理解できても、その問題点は分からないのでしょう。

ここでは「女性天皇」について書きます。

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歴代女性天皇一覧 何人いたか 即位の理由も

8人いました。

同一人物の2度の即位が2度あります。
女帝の即位は10回ということになります。

第33代推古天皇

後継候補の対立を抑えるために即位する。皇太子は若き日の聖徳太子。

第35代皇極天皇

先代崩御の後、後継候補間の対立があったため皇后から天皇となる。蘇我氏滅亡により弟に譲位する(第36代孝徳天皇)。皇太子は蘇我氏滅亡の首謀者である中大兄皇子。

第37代斉明天皇

孝徳天皇と皇太子・中大兄皇子が不仲であったことから、差し障りがあるとして皇極天皇が斉明天皇として62歳で再び即位する。

第41代持統天皇

天武天皇の皇后。皇太子である息子が病死したため即位。息子の異母兄弟を太政大臣に迎え、実質的な皇太子と目されたが7年後に亡くなる。

そのため14歳の息子の遺児を皇太子に迎え、半年後譲位する。(第42代文武天皇)

第43代元明天皇

文武天皇の母。文武天皇が25歳の若さで崩御し、息子の首皇子(のちの聖武天皇)がまだわずか7歳であったため即位。

第44代元正天皇

首皇子が14歳で皇太子となった翌年、元明天皇が譲位。しかし相手は娘の元正天皇。

首皇子に譲位しなかった理由は、父である文武天皇も14歳で皇太子となったが譲位後早くして亡くなったため、しばらく手元においておきたかったからではないかという説あり。

元正天皇は9年在位し、首皇子に譲位する。

第46代孝謙天皇

聖武天皇の息子が早くに亡くなくなったため、娘が即位する。継いだのは天武天皇の孫である淳仁天皇。

第48代称徳天皇

孝謙太上天皇が不仲であった淳仁天皇を追放し、称徳天皇として再び即位する。

第109代明正天皇

859年間ぶりの女帝。

父・後水尾天皇が徳川二代将軍秀忠と対立したことが原因。明正天皇は秀忠の孫。

女帝は生涯独身が不文律であったため、皇族から秀忠の血筋を絶やすために即位させられる。

わずか五歳で即位し十九歳で譲位された。その間、後水尾上皇の院政が敷かれ、女帝にはなんの実権もなかった。

第117代後桜町天皇

異母弟である先代が22歳で崩御。その息子はまだ5歳のため中継ぎとして即位する。8年後に譲位する。

女性天皇の問題点とは? 反対派が認められない理由とは

女性天皇は未亡人か生涯未婚

皇后が即位する理由は、天皇である夫が亡くなり後継者不在というケースです。息子がまだ幼い、あるいは産まれていない場合に即位しています。

元正天皇以降は生涯未婚でした。

生涯未婚だった理由は、どこを探しても見つかりませんでした。しかし予想はできます。

まず女帝の即位が、中継ぎ目的であることが前提となります。後継候補の男子がまだ産まれていないか、幼いということが理由です。

そういう状況で結婚して子をなすと、後継者争いが起こる恐れがあります。

それを未然に防ぐために、皇位を譲ったあとも生涯未婚で通したのでしょう。中には幼くして即位し、ほどなくして譲位した天皇もいました。過酷であると思います。

追記

理由が見つかりました。夫に権力を持たせないようにするためです。考えてみれば当然ですね。

簒奪者が寄ってくる

ひとりだけ、中継ぎを前提としないで皇位についた天皇がいます。

第46代孝謙天皇(第48代称徳天皇)です。

正確には父である聖武天皇に男子が産まれるまでの中継ぎではありましたが、いつまでも誕生しませんでした。

そこへ寄ってきたのが日本史上最大の奸物、 道鏡 であります。

太上天皇時代のことではありますが、再び天皇になったのは彼の影響もあるのかもしれません。

称徳天皇に即位した時には、すでに聖武天皇も亡くなり後継者の見通しがまったくない状況でした。

道鏡はおのれが天皇になろうとしますが、失敗に終わりました。

そういえばうっかりしていました。

女性宮家の議論が消滅したのは、おそらくKKさんの問題があったからでしょうね。今それを進めても反対されるに決まっています。

それよりは大胆ではありますが、女性女系の世論を高めたほうがまだ得策であると考えたのかもしれません。賛成が多いという数字も、ウソではないのでしょうからね。

女性天皇に反対する理由は女系天皇へつながるからとされていますが、こういうことです。仮に今後女性天皇が誕生するとして、その血統が直系であろうと傍系であろうと、外から婿を取ることに変わりはありません。

外からワケのわからない男を入れるのは、道鏡を最初で最後にするべきです。

女性では祭祀ができない

過去にあった女性宮家創設の議論の中で、皇族が減ってくると公務の負担が大きくなるというものがありました。

しかし天皇の仕事を女性皇族が代わって行うことは出来ません。

視察だの慰問だの、名誉職への就任だのは女性皇族でも務まるでしょうが、それは本来の仕事ではありません。

本来の仕事は祭祀です。

テレビに映らない仕事こそが、天皇の本来の仕事なのです。

神道では生理を穢れとしているので、祭祀が出来ないのです。

過去の女性天皇の祭祀も、中途半端なことしかできなかったとあります。本来の仕事ができないのに女性天皇を認めるということは、これも過酷な話だと思います。

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女性天皇に賛成の理由を予想する

世論調査は結果だけで、その理由まで言いません。しかし予想はできます。

女性を天皇にしないのは男女平等に反するから差別だ!

女性の社会進出を阻害するのは差別だ!

外国では女帝もいるのだから、日本では男しか認めないのは差別だ!

女系天皇の意味が分からないというのに賛成する人の理由といえばこんなところでしょう。

もちろん分かっていて賛成する人もいるでしょう。そういう人は頭がいいのでしょうから、私ごときにはその理由は分かりません。

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女性天皇の可能性を考えてみた

まずありえないでしょう。

第一に、法改正のハードルが高いです。

とはいえ、小泉政権時にあわやというところまでいったことも事実です。

しかし頓挫しました。現行法における後継者が存在するのに、法改正をする必要があるとする世論がどれほど高まるものでしょうか?

ただしつこい世論調査のニュースが続くと、それもどうなるか分かりません。

皇室典範だけではなく、憲法でもっと触れていてくれればよかったと思います。憲法を改正(正かどうかはともかく)するとなれば、ハードルはもっと上がったことでしょうから。

意見が統一されることは、この問題に限らずありえないでしょう。多数か少数かということですが、世論調査の多数が必ずしも正しいとは思えません。

民主主義の否定と言われかねませんが、いくら多数が支持したとしても間違っているものは間違っています。なぜ女系天皇の意味を知らないのに、それに賛成するのか、そしてそんな意見の統計をとるのか。

期待をかけているのは、皇族の意見です。

これは家の問題でもあるので、法律や国民の意見を超えた部分もあると言えます。

というより実際は家の意向が法律に反映されていくのでしょう。令和の時代もそれで始まりました。

竹田恒泰先生のYouTube動画をよく見るのですが、意見は男系継承で統一されているそうです。

旧皇族が復帰を求められたとしてそれを受け入れるかという回答を、マスコミが求めてくることがよくあるそうです。

そんなことに答えられるはずがありません。イエスと言おうものなら反対派からあれこれ暴かれて、皇族にふさわしくないと叩かれるに決まっているからです。

皇族を離れて70年世俗で暮らしてきたものの復帰を認めるのか、という意見をテレビでしょっちゅう聞きます。

これに関しては思っていたことがあり、また誰も言っているのを聞いたことがなかったのでここに書きます。

完全な民間人だった嫁さんはいくらでも受け入れて、なぜ男子は元皇族なのにダメなのでしょうか?

女性天皇には基本的には反対ですが、男系男子と結婚するのであれば話は別です。これならば反対するものはいないでしょう。

そういえば、好きでもない相手と結婚させるのは非人道的だという反対意見を、昔見たような気がします。

むろんそうであれば無理強いできるものではありませんが、可能性をはなから排除するものでもないでしょう。男系男子はたくさんいるのに、なぜ全員が結婚相手としてふさわしくないと決めつけるのでしょうか。

そう、男系男子という血筋にあたる人はたくさんいるのです。(といっても10方にも満たないそうですが。)それゆえ私はこの問題には楽観的です。

皇族への復帰でなくとも、養子ということでもいいのかもしれません。養子に関する規定はないのだそうです。竹田恒泰先生の動画で以前見たのですが、今探したところうまく見つけられませんでした。

GHQが皇族を減らしたり、現在の法律の規定において継承者が少なかったとしても、日本の2000年以上の歴史からすればほんのいっときの話です。マスコミがどれだけ盛り上げようと、女性女系という話にはならないでしょう。

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