与田剛中日監督がなぜ「お前」という歌詞を問題視するか その理由

中日の私設応援団が使用している応援歌の歌詞に、与田剛監督がクレームを付けたため、使用自粛となりました。

応援歌はピンクレディー「サウスポー」の替え歌で、以下の箇所を問題視しています。

「お前が打たなきゃ誰が打つ!」

与田剛監督は「お前」の箇所を、選手名に差し替えるように要望したそうです。

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与田剛監督のコメントまとめ 中日の応援歌の「お前」の何を問題にしたのか

インターネット上ではかなり話題になっています。
話が大きくなって、言ってもいないことを言ったことにされていると、当人は困惑しているようです。

与田剛監督のコメントを、マスコミからのみ引用します。

「単純に(歌詞の)『お前』という表現よりは名前の方にしてもらえませんかというのが発端なんです。応援団には盛り上げてもらっているし、リスペクトしています」

「みんな色んな意見があっていいと思うんです。じゃあAさんも『Aさん』と呼ばれるのと『お前』と呼ばれるかはどっちがいい?」

「現場の人間たちは名前の方がいいと思っている人たちが多い。応援団の中にも『お前』呼ばわりするのは良くないという声があるのは人づてに聞きました。それぞれの価値観や感受性も違うと思うんですけどね」

「お前」という言葉を子どもたちが歌うのは、教育上良くないのではないか。

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与田剛監督による中日応援歌使用自粛の理由を考察

確かに一理ある理由ではあると思いました。
与田剛監督が記者へ逆質問したら、「お前」よりは名前のほうがいい、と返答したそうです。

ちょうど今日の放送でした。
NHKの朝ドラ『なつぞら』で、藤木直人が草刈正雄に、自分のことを名前で呼ばれたことがないと言っていました。

昔の漫画でも似たような話がありました。

この表紙で大きく顔が描かれている男は、自分を初めて名前で読んでくれた男を信頼するようになった、みたいなことを作中で言っています。
それまでは「お前」とか、オイとかアレとか、名前では呼ばれたことがなかったとのことでした。

確かにそれは失礼でしょう。

とはいえ、「お前が打たなきゃ誰が打つ!」という歌詞に、それほど問題があるとも思えません。

「俺とお前は同期の桜」もアウトなの?
(お前じゃなくて貴様だったかな?)

与田剛監督の教育上云々というコメントもよく分かりませんでした。
日本語の二人称を使って、何が問題なのでしょうか。

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中日の応援団の応援歌 歌詞全文 サウスポー替え歌

オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!
(レッツゴー<選手名>、レッツゴー<選手名>)
みなぎる闘志を奮い立て お前が打たなきゃ誰が打つ
今、勝利を掴め(オイ!オイ!<選手名>)

選手名を連呼しているではないですか!

これで「お前」まで選手名に差し替えると、とてもくどいと思います。

選手名がなくてもそれほどおかしくないのかもしれないと思って歌詞を調べたのです。
相手の名を呼ばないことは失礼と思いつつも、「お前が打たなきゃ誰が打つ!」という歌詞は、極めて自然なものと考えたからです。

まさかこのような歌詞とは思いませんでした。

今回の与田剛監督の申し入れに関しては、批判的な意見のほうが多いようです。
当然でしょう。

今回のニュースを見て、最初は「サウスポー」が差別用語と難癖がついたのかと思いました。
しかし想像以上でした。

いろいろな価値観があるから正解はない、みたいなコメントが、また反感を買ったのでしょう。

あまり話が詰められていないという印象も受けました。

「お前」を差し替えなければ応援歌を使わせない、とまでは球団側も言ってはいないようで、要望止まりだった可能性もあります。
応援団側がその段階で自粛を即断したのでしょう。

ただ、気持ちはわからないでもありません。
このような難癖レベルの要望を受けて、ゲンナリしたということなのでしょう。

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