嫡出推定とは?見直しで無戸籍者問題は解決するか?

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戸籍のない人の問題は、以前にも聞いたことがあります。
無戸籍者が生まれる理由は、夫と離婚した女性が、離婚後に生まれた子を前夫の子と認めたくないがために出生届を出さないからです。

ひどい話だと思いました。
女性がDVを受けていようが、どんな事情があろうが、子供に罪はありません。
規定があるのだからそれに従って、子の社会的な身分=戸籍は保証させるべきです。

ようやく解決へ動き出したのですね。

テレビに無戸籍の30代の女性が出て話をしていました。
彼女は弁護士の支援で4年前に戸籍を取得したとのことでしたが、一体どうやったのでしょう。

今回の動きは「嫡出推定」を見直すとのことですが、それによって無戸籍者の存在が制度的に解消されることを望みます。

しかしまだ議論は始まったばかりのようです。
そして見直し案を見てみたところ、どうも心もとない感じがしました。

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引用部分は毎日新聞サイトより

嫡出推定は、婚姻中の妊娠は夫の子とみなす規定で、「婚姻から200日経過後に生まれた子は夫の子」「離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子」とされる。
父子関係を早期に安定させるための規定だが、夫と別居中、または離婚直後の女性が別の男性との子を出産しても、戸籍には夫(前夫)の子として記載される。

120年前からの規定だそうです。
当時はDNA鑑定の技術もなかったので、そういうことは想定されていませんでした。

この規定は今見ても、なかなか合理的なものだと思います。
DNA鑑定をしたとしても、結論が覆るとは限らないでしょう。
(間男が存在するケースは別ですが。)

次の男を父として届け出たいが、規定では前夫の子になるので出生届けを出さないというケースもあると思います。
これは回避する手段があるのですから、そんな理由で出生届を出さないのは女の怠慢です。
(いずれにしても出生届は出すべきなのですが。)

女は離婚後半年間、再婚は出来ない、という規定があります。
(今もまだ変わりないと思います。)

30年以上前、作家で弁護士の佐賀潜が、法律入門の著書をたくさん出していて、よく読んでいました。
その中でこの規定が存在する理由について、

間を空けないと再婚後に生まれた子が、前夫の子か今の夫の子か判別できないからである。
女はせめて半年は貞淑であるべきだという意味ではない。

このような解説をしていました。

少し前にこの規定を女性差別だとか言って訴えていた人がいましたが、私は合理的だと思います。

DNA鑑定がある現在においても、いや現在ではなおさらこの規定に従うべきだと思います。
もし前夫の子だと明らかになったら、今の夫はそれを知りながらその子を育てなければならないのですから。

要はやりたいようにやるのではなく、子と自分を守るために、紛らわしい状況を作らないようにするべきなのです。
嫡出推定においても同様です。

苦しむのは子だけではありません。
男も、そして女本人も苦しむことになるのです。

これを覆す「嫡出否認」の訴えは、夫(前夫)にしか認められておらず、提訴期間は「夫(前夫)が子の出生を知った時から1年以内」に限られる。
このため女性が出生届を出すのをためらい、子が無戸籍者となるケースがある。
法務省によると、無戸籍者は4月10日現在で827人が確認されている。

夫にしか認められなかったのは、経済的な負担を男が一方的に強いられる時代だったからでしょう。
(それは現在もあまり変わっていないと思いますが。)

しかし女が認めてほしくない、それゆえ出生届を出さないということが起こっているのであれば、それは認めてもよいでしょう。
今回の見直し案にも、それは含まれています。

無戸籍者827人というのは、確認されているだけとはいえ、意外と少ないと思いました。
子のことを考えていないことに変わりはありませんが、虐待する親と比べればよほどマシです。

法務省は昨年10月に発足した有識者研究会で論点整理を進めている。
嫡出推定の規定は残した上で、嫡出否認の提訴権を妻にも認めるほか、提訴期間を延長するなどの見直しを求める指摘がなされた。
また、「離婚後300日以内でも再婚後に生まれた子は現夫の子とする」と明記するなどの見直し案も出たという。

嫡出推定は残すべきでしょう。
前夫が資産家だった場合、子としては未練が残るはずですから。

非嫡出子の相続が減額されるという規定も、少し前に撤廃されました。

判決が出た時、訴えた人はこのような感じのコメントを出していました。

「相続金額が半分にされるのは、人間の価値が半分しかないと言われるようなものだ。」

なんかすごいと思いました。

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「嫡出否認」提訴期間の延長ですが、女は否認してほしいのですから、それはあってもよいでしょう。
男も(前夫も現夫も)望むところでしょうし。

「離婚後300日以内でも再婚後に生まれた子は現夫の子とする」

これは現夫の負担が大きいのではないでしょうか。

前夫の子である可能性が高いと感じます。
女は離婚後半年は再婚できないという規定を守っていれば起こりえないのでしょうか。
現夫も嫡出否認すればいいのでしょうか。

この案はちょっと荒っぽい気がしました。

最後に

サムネイルの画像を「嫡出推定」で検索していて見つけたのですが、
再婚禁止期間が、半年から三ヶ月に短縮されていました!

何でも女性差別というのなら、この規定自体なくしてしまえばいいんじゃないでしょうか。

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