Wikipediaの「将棋の戦法」を見ながら、その戦法に関して批評していきます。
完全な独断ではありますが、戦法選びの参考にでもなれば幸いです。
将棋初心者向け戦法でオススメはこれだ!得意戦法選定4原則とは?
過去にも似たような記事を色々書いたかもしれませんが、自分の指している戦法を紹介するだけのものでした。今回は一覧を見ながら見つけるという試みです。
第1回は相居飛車編です。好評であれば続きを書きます。
矢倉
初心者の頃の視点では、相矢倉は玉の固さに安心感がありました。
初心者を脱した現在の視点では、一手一手の狙いがハッキリしないので、初心者向けでは無いような気もします。
それよりも急戦系の矢倉をオススメしたいです。有段者相手でも十分通用しますので、長く使い続けることが出来ます。
棒銀、中飛車、右四間他、プロの名を冠した仕掛けがたくさんあります。私は米長流を改良した「藤森流」を愛用しています。
角換わり
腰掛け銀が多いですが、棒銀や早繰り銀も立派な戦法です。
本をしっかり読まないと使いこなすのが難しいと思います。
勉強は他の戦法でも必要なことですが、角換わりは適当に読んだだけでは手応えが感じられないという印象です。
初心者にはあまりオススメする気がしません。
相掛かり
先手番の戦法ですが、後手の同意があって成立するということになります。望んでも実戦には現れにくいので、初心者にはおすすめできません。先手番の勝率が5割を切る唯一の戦法だったと思います。
初手▲2六歩は結構指されるので、後手番で研究をするということであれば覚えてみるのもよいかもしれません。
先手番ではひねり飛車に変化することもできますが、それなら始めから石田流に組めばよいと思います。勉強をしていないので、両者の違いがいまだによく分かりません。
横歩取り
横歩を取るのは先手ですが、後手番戦法と呼ばれています。急戦系でも持久戦系でも面白いです。
急戦系は△4五角戦法を使っています。
変化の余地は狭いですが、自分で面白いと思える手を選んで指しています。また相手の知識がないことがほとんどで、その場合途中から未知の局面になります。よって実際は変化が広いとも言えるのかもしれません。相手が定跡から変化したらこちらが有利と信じて、特に力を入れて指すようにしています。
持久戦系は最近は指さなくなりましたが、△8五飛車戦法を一時期勉強していました。
相手がどのように構えようと同じ形に組めばよいので、ある意味これ以上分かりやすい戦法もないでしょう。
この戦法は後手をもつなら攻めることができるので、初心者にもオススメしたいです。逆に先手で横歩を取ることは、狙いがハッキリしない指し方が続くと思うのでオススメできません。
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