鬼滅の刃20巻を買いました。
電子書籍版を出先で買ってスマホで読んだのですが、これは初めてのことです。
見開きの絵が切れてしまうので、正直なところ魅力半減です。PCで見るのであれば電子版もよいと思いました。自宅に帰った後、PCで読み直しました。
鬼滅の刃20巻感想 主役は上弦の壱・黒死牟 あまりにも悲惨すぎる!
黒死牟がかわいそうすぎる!ここまでやっていいんかい。
今回の主役は上弦の壱・黒死牟です。主役の炭治郎は登場しません。
彼を初めて見た時は、強烈な不気味さ、気持ち悪さを感じました。子供向け漫画に出てきていいキャラじゃないと思いました。
そしてその一生も悲惨すぎるものでした。
本作では鬼は悪いものではなく、悲しいものとして描かれています。猗窩座や童磨、それ以外にも悲惨な鬼はいましたが、黒死牟は強さ同様、悲惨さも随一です。
鬼になったのも無惨にそそのかされたからで、それほど悪いヤツとも思えませんでした。魔が差したのではないかという気もするのです。
その時にあの悲惨な姿となりました。(悲惨その1)
しかしその時に縁壱と戦ったわけではなく、彼が死ぬことを待つという選択をしたのです。(悲惨その2)
そして60年後、寿命が尽きる直前の彼と戦うのですが、ここでも黒死牟は彼の相手にはなり得ませんでした。(悲惨その3)
勝ち逃げされてしまい、屈辱を晴らすことは永遠に出来なくなってしまいました。
それから400年、どういう思いで生きながらえてきたのでしょう。勝ち続けられればよかったのでしょうか。それで本当に満足できたのでしょうか。(悲惨その4)
頚の切断からの死を克服したはよいものの、頭を再生したその姿は以前すら比較にならないほどの禍々しいものでした。(悲惨その5)差分キツすぎです…。
昔の漫画でも、人間から妖怪になった敵キャラクターがいました。「元人間とは信じられん」などと言われていましたが、最終形態の黒死牟はバケモノ以上にえげつないデザインでした。
ところで人間から鬼になるにあたって、なぜみなデザインがまちまちなのでしょうか?
猗窩座の場合では、人間の頃にイレズミを入れられていたことが反映されているようにも思えます。童磨はけっこうまともですよね。なぜ黒死牟だけあんな悲惨な姿になるのでしょう。
強いから?無惨でもあれほどひどくはありませんでした。
弟への嫉妬に狂った悲しい人間を描くという意図だったのでしょうが、あまりにも極端です。弟とはいえ双子です。それほど才能の差が開くものでしょうか。
いや、才能という概念では測れないほどに、縁壱が不自然に強すぎるんですね。黒死牟は怖がらせる風貌という点においては、縁壱の強さ並の衝撃がありました。(そんなものいらない)
それだけ強さを求め続けた彼でしたが、負けたことは悲惨とは思いません。
4人がかりでしたからね。それに生きながらえたところで痛々しいだけです。
弟とあまりにも対照的で、呪われているとしか思えません。
縁壱に頚を斬られたときと同じ恐怖を感じているときに、長々と過去の回想をするところは少し笑えました。
あと弟に嫉妬し憎悪しながら、なぜ自分の呼吸の型を「日の呼吸」に対してハッキリ劣っていると認めるような「月の呼吸」と名付けたのでしょう。
鬼滅の刃20巻の感想
黒死牟ほどではないのかもしれませんが、柱たちも痛々しいです。
無一郎は前巻で黒死牟にやられていたのでしたか。あそこまでやられてまだ戦います。最期も無惨でした。
それ以上にやられていたのが玄弥です。彼もなかなかに悲惨です。
彼は鬼の血でも混じっているの?もはや人間に見えないのですが。なんで髪の毛や折れた刀を飲み込みながら戦わないといけないの?
最期はまっぷたつにされてしまいました。なんでここまでされるの?
ダーク・シュナイダーや藤堂兵衛は生き返ってきましたが、彼は無理なのでしょう。
痣が発現した者は短命という設定は初めて知りました。炭治郎や実弥は生き残りましたが、これからどうなるのでしょう。縁壱のように例外となればよいのですが。
設定といえば、無惨を倒せば鬼は滅びるというのがなかったでしょうか。黒死牟は放っておいて、無惨に一点集中ということではいけなかったのかが気になります。
上弦の壱のコスプレ画像が夢に出そう!
女のハダカ以上に子供には見せられんと思うのですが・・・こわいよ~。
上弦の壱ネタバレ
上弦の壱と戦った柱は?
霞柱・時透無一郎
岩柱・悲鳴嶼行冥
風柱・不死川実弥
あと柱ではありませんが、不死川玄弥も打倒に欠かせない活躍をしました。
上弦の壱の本名は?
継国巌勝(つぎくに・みちかつ)です。
上弦の壱と継国縁壱は兄弟だった!その正体と過去は?
弟の剣技の才能に嫉妬し続けていましたが、追いつくべく彼も鬼狩りとなりました。
しかし痣の発現で、自分に残された時間は少ないことを知ります。
そんな彼の元へ鬼舞辻無惨が現れます。無限の時間を生きられる鬼に変えてやるという誘いに、巌勝は応じてしまいました。
400年前のことです。
上弦の壱の父親はヒドイやつ!
双子の弟の縁壱を忌み子として殺そうとしました。
しかし母親が必死になって止めて助かりました。
巌勝が歪んでしまったのは避けられないことだったのでしょう。
上弦の壱の倒し方は?
無一郎が黒死牟の動きを止めるべく飛び込みますが、その意を汲んだ悲鳴嶼と実弥もそれに合わせ、3人同時攻撃となりました。
黒死牟は敵の肉体が透けて見える能力をもっていますが、悲鳴嶼は己の血の巡りを操作して彼を欺きます。
そのスキに数珠を刀を持つ手の甲に当てて動揺させ、さらに鉄球を命中させました。
黒死牟の右腕は、肩口から削ぎ落とされてしまいました。
さらに無一郎の追撃が黒死牟の胴を貫き、動きを止めることができました。
そこへ玄弥が銃を撃ちます。弾は刀で弾かれたものの、生き物のように曲がって体にめり込んできました。
血鬼術で弾は木と化し根を張り、黒死牟の体を地に縛り付けました。
恐怖を覚えたものの、全身から刃を発射し柱たちを弾き飛ばしてしまいました。
しかし唯一、無一郎だけは、胴を割られながらも突き立てていた刀を離さずにいました。力を込めたその時、その刀は赤く変化し、黒死牟に激痛を与えました。
頭から割られた玄弥も残りの力をふりしぼって血鬼術を発動させ、またも固定させます。
それを解くべく玄弥を攻撃しようとするのですが、技が出ません!
そこへ悲鳴嶼の鉄球が命中しました!!
さらに連続攻撃を加え、ついに黒死牟の頚を落とします!!!
しかしなんと頭部が再生!!!!さらに禍々しい姿となって蘇りました。
実弥の振るう刀に映った自分の姿を見て動揺する黒死牟でしたが、その瞬間体が崩壊を始めました。
鬼滅の刃21巻発売日はいつ?待ち遠しい!
黒死牟の肉体が崩壊した後に、縁壱に与えた笛が残ったことには少々驚きました。
これは愛憎を意味しているのでしょうか・・・
鬼滅の刃21巻発売日は 2020年7月3日 です!
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