「ASMR規制」なるものが話題になっています。
意味がわからないので調べてみました。
読み方と正式名称も、そして影響も。
「規制」で騒がれているわけですから、好意的に受け止められているとは思えません。
今後の影響が気になります。
ASMRとは?意味と正式名称について
まず「ASMR」について
「人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚」
Autonomous:自律
Sensory:感覚
Meridian:絶頂
Response:反応
の略とのこと。
アメリカの国立生物工学情報センターがこのように説明しています。
しかし妙に臭う、このいかがわしさは何だ?
命名者の解説では、「絶頂」とはオーガズムを意味しているとのことです。
これが「規制」ということで、おおよそ今回の騒動の全容が見えてきました。
規制が入ったのはYouTubeです。
影響力が大きくなるのも必然と言えます。
その名付け親とは、米・Jennifer Allen(ジェニファー・アレン)
現在はサイバーセキュリティー会社に所属しています。
医療とはまったくの門外漢で、どおりで正式名称にネットスラングぽさを感じたわけです。
命名は2010年2月19日。
医学的な効果は不明であるが、慢性疼痛が軽減されたという研究もある。
2015年の研究では7〜8割が睡眠導入の補助とストレス解消のために利用しており、性的興奮目的のものは5%程度であった。
このことから、当初は意外と真面目に取り組んでいたとも考えられます。
しかし2018年6月、中国当局はASMR動画を「低俗なポルノコンテンツ」とみなして、国内の動画サイトから削除してしまいました。
この流れがYouTubeにも及んできたということです。
この規制、イヤな人にはイヤな話ではあるのでしょう。
しかしこんな話を聞いたことがあります。
グーグルは自身の影響力の大きさを自覚して、インターネットの秩序を守ろうということまで考えているのだろうと。
例えば以前までは健康や金融といった人の人生に大きく影響する内容のものでも、無制限にフェイク情報がバラ撒かれていました。
しかし現在ではそれらのカテゴリのコンテンツは、検索しても何の権威もない個人サイトは表示されなくなっています。
私はYouTubeはよく視聴しますが、ASMR動画なるものはまったく知りませんでした。
しかし無制限にバラ撒かれてよいものではないだろう、とは思います。
ASMRの読み方は?
いろいろな読み方があるそうですが、
「エー・エス・エム・アール」
がスタンダードな読み方とされています。そのままですね。
ASMR動画を作成者は「ASMRIST(アスマーリスト)」と呼ばれていて、「アスマー」という読み方もあります。
ASMR規制でYouTubeはどうなる?
定義は定義として、実際にすべてのASMR動画が規制の対象になるというわけではないようです。
リラックス効果のある音楽などが問題視されることはないでしょう。
今回YouTubeが規約変更した内容は以下の通りです。
未成年者が出演するコンテンツで、下記の説明のいずれかに該当するものは、YouTube に投稿しないでください。
未成年者への不適切な注目を喚起するような活動(体の不自然な捻じ曲げや ASMR(聴覚や視覚への刺激によって得られる、心地よい反応や感覚を楽しむ動画)など)を披露するもの。
引用:Google公式サイト
これまた婉曲な表現です。
あけすけに書くなら
「未成年者が喘ぎ声を出すような動画を投稿するな」
ということでどうでしょう。
未成年者への影響については、かなり以前からピリピリしていました。
私も以前は動画投稿をしていたのですが、投稿時にいちいち未成年云々の確認のチェックが入るようになったのです。
ところで…
引用した規約の中に「ASMR」という文言は使われていません。
要は「未成年が見せられないような動画を上げるな」というだけのことで、それほど神経質になることもないと感じました。
ユーチューブも終わりだ、という意見もあり何ごとかと思いました。
まあ、当人にとっては終わりなのかもしれませんが。
「ASMR」やはりネットスラングだったということです。
私は知りませんでしたが、そのスジの人たちには浸透していたのかもしれません。
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