コロコロ創刊伝説(4巻まで発売中)感想 のむらしんぼの現在について


目次

のむらしんぼ『コロコロ創刊伝説』を購入しました。

のむらしんぼについての現状は、インターネットの記事で読んだことがあったので少しは知っていました。
「しくじり先生」などのTV番組でも紹介されているようでした。

仕事の減少や離婚、借金苦で大変とのことでしたが、まだ現役ではあるようです。

大人向けのコロコロコミックの存在も、本屋で以前に見ていて知っていました。
しかし紐で縛っていて内容が分からなかったので、買うことはありませんでした。

今回久しぶりに本屋で散財したので、ついでにコロコロ関連の本を買ってみることにしました。

コロコロ創刊伝説感想 1巻と2巻を購入した

私は創刊当時の読者です。
購入したのは、たしか創刊2号目でした。
友人に薦められ誘われ、本屋へ行って買いました。

『コロコロ創刊伝説』は4巻まで刊行されていますが、今回買ったのは2巻までです。
3巻からは『つるピカハゲ丸』『おぼっちゃまくん』の大ヒットが語られるのですが、その頃はコロコロを購読していなかったからです。

本作はコロコロ創刊期についてだけでなく、のむらしんぼの自伝でもあります。
なんと彼はデビューから40年、一貫してコロコロで描き続けてきた漫画家なのです。

コロコロ創刊伝説1巻目次紹介 ゲームセンターあらしととどろけ一番誕生

第1話 コロコロ創刊伝説

初代編集長が亡くなります。
のむらしんぼも自分の時代は終わったと認めています。
そこで自分にしか描けないものとして、コロコロ黎明期をマンガで描くことを思い立ちます。

第2話 初代担当編集者伝説

創刊期は漫画家の確保に苦労したそうです。
このあたりはジャンプと似ていますね。

コロコロの編集者は、少年サンデーの落選作からのむらしんぼを発掘したのだそうです。

第3話 七転び八起き伝説

コロコロの命名は、これからの子どもたちの七転び八起きを励ますという意味からだったそうです。
編集者たちも七転び八起きでコロコロの創刊にこぎつけました。

第4話 「ゲームセンターあらし」誕生伝説

「マンガに描けない世界はない」って、本当にそのとおりですね。
特にコロコロはそうでした。

『ゲームセンターあらし』はコロコロ公式サイトで毎週更新されていて、懐かしく思いながら楽しんでいます。

第5話 初連載伝説

のむらしんぼデビュー作『ケンカばんばん』は作品名は知っていましたが、読んだことはありません。
毎月購読していたのは、もう少し後のことだったのかもしれません。
全く記憶にありません。

『おじゃまユーレイくん』の初期も記憶に無いので、おそらくそうだったのでしょう。
『ケンカばんばん』も読んでみたいと思いました。

第6話 「とどろけ一番」誕生伝説

第1話から読んでいたことをハッキリ覚えています。
『一番』に限らず、コロコロ作品について語ると長くなります。

師匠 弘兼憲史伝説

成増駅周辺
午前3時のグッドモロニング

のむらしんぼの師匠です。
『島耕作』の作者だったでしょうか。
弘兼作品は1作も読んだことはありません。

第7話 タコ部屋伝説

編集部には締切間際の漫画家のための執筆室がありました。
お互いに助け合いながら、家族的な関係だったそうです。

のむらしんぼの結婚式前日、原稿が間に合いそうにないところを、多くの仲間が応援に来てくれたというエピソードです。

コロコロ創刊伝説2巻目次紹介 キンタマン、一番ボクシング編から打ち切り

第8話 「超人キンタマン」伝説

今でも覚えているギャグがあります。

餅を独り占めしようとして、オガンダムが自分のつばを付けました。
対抗して、お面ライダーがはなくそを付けました。

最後にキンタマンがうんこを付けて、とうとう食えなくしてしまいましたとさ(笑)

第9話 「とどろけ一番!」打ち切り伝説
特別再録「とどろけ!一番」ボクシング編

そこまで不評とは知りませんでした。
とはいえ覚えているのは受験編までの内容です。

ただボクシング編も、そんなにつまらないという印象は残っていません。

第10話 「ファミコンロッキー」誕生伝説
第11話 「裏技」誕生伝説
第12話 「高橋名人」誕生伝説
特別収録「つるセコ漫画家のゲーム日記」

ファミコンが出てきた頃は、もうコロコロを卒業していました。

ファミコンもうちにはありませんでした。
欲しかったんですけどね。
私はマイコン少年でした。

「裏技」ってなつかしいですね。
「かくれキャラ」というのもありました。

特別描き下ろし「プラコン大作」伝説

作者のたかや健二が亡くなられたというニュースを最近見て驚きました。
61歳の若さだったそうです。

藤子プロのチーフアシスタントだったそうですが、ドラえもんのモブキャラにプラコン大作のキャラが登場していたことがあったことを覚えています。

『プラコン大作』の知名度はほとんど無いのでしょうが、作品の内容としては『とどろけ一番』に勝るとも劣らないと思っています。

正式タイトルは『3D甲子園 プラコン大作』

4人でチームを組んで、甲子園でプラモデル製作を競うという内容です。

アドバイザーを付けているだけのことはある技術的なリアリティと、漫画的演出のバランスが素晴らしいです。
あらしや一番は荒唐無稽な必殺技一本やりなところがありましたが、そこが大きな違いですね。

別冊コロコロは本誌にも劣らない名作ぞろいでした。
のむらしんぼの『ドッジ球太』も良かったです。
『ザ・ケンカ』も覚えています。

これらの作品は、ちょっとやそっとのことでは今は読めないのだろうと思います。
惜しいですね。

コロコロアニキ発売日について

本当は『ゲームセンターあらし eスポーツ編』が本命だったのですが、単行本はまだ出ていないようでした。
掲載誌であるコロコロアニキも売っていませんでした。

創刊伝説と違って、あらしは連載されているというわけではないのかもしれません。

調べてみたところ、コロコロアニキは季刊誌でした。

夏号の発売日は7月13日となっています。

連載マンガを調べたところ、あらしはありませんでした。
往年の連載作の続編はありましたが、私が読んでいなかった作品ばかりです。

以前私が読んでいた作品の続編を集めた雑誌があったのですが、3号で廃刊となってしまいました。
『あらし』『一番』『釣りバカ大将』の続編が読めるということで期待していたのですが。

『創刊伝説』ではあらしや一番、ファミコンが題材となっていますが、その世代ならアニキという年齢ではないはずです。
オヤジですらないでしょう。
当時の読者には今50代という人もいるでしょうから、孫がいる可能性すらあります(笑)

新作はもっと減らして、往年の作品の続編を増やして欲しいです。
団塊ジュニアの読者向けということなら、そうすべきでしょう。
子供向けの新作は、コロコロ本誌でやって下さい。

もっとも漫画家をやめている人がかなり多いのだとは思いますが…

『あらし』が載っていれば、夏号を買ってみようかと思います。

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