早すぎた女神の贈りもの
こう呼ばれていたのは、例えば空3rdでルフィナ殉職の原因となった「魔槍ロア」(だったかな?)のような、危険な古代遺物(アーティファクト)のことだったでしょうか?
しかし七の至宝も、少なくとも既出分に関しては、十分危険だと思います。
空の至宝は、人間に際限なく快楽を与えるという装置でした。
リベール王家の始祖の遺言では、肉体的な副作用のない麻薬のようなものだ、とも言われていたと思います。彼らは至宝を封印しました。
幻の至宝も空の至宝同様、人に幸福をもたらすためのものであったと思われます。(至宝全てがそうなのでしょうが)
しかし人格を持つものであったため、人間に絶望して?自らを消滅させてしまいました。
焔、大地の至宝は、人間の望みを受け入れ互いに争うこととなり、文明を崩壊させるほどの災厄を引き起こしてしまいました。それだけに収まらず、千年以上後の世界にもその影響は及んでいます。
人間にとって至宝とは、結果として幸福をもたらすものにはなっていません。
早すぎた贈りものというのは、ワイスマンやオズボーンが言っていたように、人間が進化を遂げれば有益なものになり得るという意味なのではないでしょうか。
聖獣と古の盟約、そして女神と盟主
人間の至宝の扱いに対して、聖獣が手を貸せないという、「古の盟約」という設定がありました。
また盟主に関しては、人の可能性を見届けたいというような発言がありました。それゆえワイスマンの行動すら黙認したようです。
これは古の盟約につながる考えだと思いました。
古の盟約を交わした聖獣達の役割は、、
人間には干渉せず、彼らが至宝をどう扱うか、その可能性を見守り、
至宝が暴走した際には、それを収拾する、というものだったのではないでしょうか。
結社が至宝を回収する理由ですが、それらによって何かをするというものではなくて、
人間の扱いきれない至宝を彼らから取り戻す、ということなのかもしれません。
つまりやっていることも目的も、教会と同じということになります。(教会はアーティファクトの回収のみで、至宝にまでは関わっていないようですが)
以前から言われていた、盟主こそが女神という予想も、そういうことなら成り立つと思います。
しかしそうなると矛盾も生じますし、これから明かされる事実次第ですが。あくまで一つの予想です。
もう一つの予想としては、
女神とは、教会が世界の秩序を守るために生み出したものだということです。
古代遺物の正体は古代文明の科学者たちが作り上げたもので、それを後付で女神が与えたということにしたわけです。
こうなってくるとリベール王家の始祖が後世に残した遺言は、慧眼というか、見識が高いものだと思いました。
当時も、至宝は使いようによっては利益になると考える者がいました。ワイスマンやオズボーンも、それに近いように思います。
しかし王家の人間たちは、人間には扱えるものではないと切り捨てます。
そして意見を集約することをせず、一部の人間のみで至宝の封印を決行しました。
空SCのラストでレグナートが、
人間が至宝に対する答えを出したので、古の盟約は解かれた、
というようなことを言っていました。
しかしすでにリベール王家の始祖たちにより、答えは出されていたのです。
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