黎の軌跡2プロローグ・幕前感想 EXチェインが気持ちいい!

黎の軌跡2を発売日からプレイしています。

現在1章サイドAのクリアまで進んでいますが、このあたりで感想などをまとめておきます。

まずストーリーですが、序盤から見せ場をこれでもかというくらい詰め込んでいて、ゲームの世界に引き込んでくれます。

発売前の広報では、あまりにもバラしすぎではないかと少々不安になったものです。

イース6の発売前デモムービーで、ラスボス以外のボスキャラを全部バラしていたのは忘れていないぞ(古い)。

しかしあれらは、ほとんどが序盤のものだったのですね。

特にフードの男などはあまりにも唐突だったので、登場は中終盤からだと思っていました。

次にシステム面ですが、EXチェインが気持ちいいです!!!

スタンを狙いたくなってきます。

ただ正直なところ、前作の不満点もあまり解消されておらず、まだ洗練の余地があると感じました。

それでは詳細に見ていきましょう。

目次

黎の軌跡2プロローグ・幕前 ストーリー感想

エレインのヴァンへの未練はあまりにもあからさまでしたが、ヴァンの方も同じ気持ちだったのですね。

その気がなくなって別れたのではないのだから、むしろその方が自然なのでしょう。

ただ自身の都合で一方的に姿を消したのだから、関係は「もう終わったもの」と割り切っているのだと思っていました。

未練が幾分でも残っていたのは当然としても、そのことをエレインに伝えたことが意外でした。

ここまでやった以上、アニエスルートは消えたと考えてよいでしょう。社長インタビューでは、それこそ未練を残していたようですが(笑)

アニエスルートに割く労力は、エレインルートを最大限に盛り上げる方向で費やしていただきたい。

分岐といえば、二人の非業の死から発動したタイムリープも見どころです。

これは誰の視点なのでしょうか。

(最後の?)ゲネシスが自律的に作動しているようにも思えました。

こんなことが(たとえゲネシスの力を使ったとしても)人間の意志で行われたとすれば、それは神をも恐れぬ行為です。

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ゲネシスが光る描写が時折ありましたが、あれは自身が聞き耳でもたてているのでしょうか?

いや、それこそタイムリープで戻った分岐の地点にいることを表しているのかもしれません。

話を元に戻してエレインルートの件ですが、

このシリーズは二人が元の鞘に収まる、ヨリを戻すまでを描くストーリーとなるのでしょう。

それを大いに期待しています。

過去のシリーズまでは歪んだ世界を救うというようなテーマでしたが、本作では急に等身大の描写となりそうです。

アニエスがゲネシスを持ち込んだことから大冒険をすることになりましたが、(少なくとも建前は)仕事の依頼をこなしているだけです。

ただヴァンが魔核を宿しているのは歪んだ世界の影響ですから、ここまで事件に深入りしたのはアニエスへの肩入れというより自身の問題と考えているのかもしれません。

ヴァンとエレインがいかに絶望を乗り越えながらその愛を成就させるか(書いていて恥ずかしい…)、

それは永劫回帰計画だのシンギュラリティだの以上に興味を引くテーマであると考えています。

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里中満智子の同名漫画が原作です。

最近日経新聞にコラムが連載されましたが、その知名度にふさわしいと言えるほどのヒット作はなかったようです。言っちゃあ悪いけど。

今なら電子書籍で全巻読めるようになっています。


昔図書館でちょっと読んだことがありますが、ヒロインのライバルがものすごくブスに描かれていてビビった(笑)

軌跡シリーズの古参ユーザーはもうみんないいトシのはずですから、大人の鑑賞に耐えるテーマも取り入れていかなくてはいけません。

実際そうなっていますね。最近のSF路線も気に入っています。

なによりヴァンというキャラクターが気に入っています。

リィンくらいまでならともかく、エステル・ロイドのような甘口のキャラだったら、おっさんが感情移入するのはきついことでしょう。

社長インタビューでは、シティ・ハンターの主人公を意識しているような言及がありました。

あれもいいキャラだとは思いますが、どうしても20代には見えないあたりが今の時代はきついのかな。

30代のおっさんが愛のロマンというのも、それこそきついし(笑)


創の軌跡のエレインエピソードでは落ちこぼれを思わせるような言及があったので、ちょっと心配していたものです。

その後のキャライラストや紹介では、アーロンに振り回されるんじゃないかと思ったり。

リィンがチームのリーダーでいられたのはメンバーが優等生だったからで、クセのある連中をまとめるというような資質は感じられませんでした。

ロイドも同様といいますか、ちょっと不自然さも感じました。あれは普通ランディがリーダーになるものでしょうと。

ヴァンのチームメンバーも出自は様々ですが、基本的にはみな優等生ですか。

しかし少なくとも頼りなさ気なところはなくて、安心したものです。これからも彼の魅力を存分に描いてもらいたいですね。

黎の軌跡2プロローグ・幕前 システム感想

冒頭でも書きました、EXチェインが本作の新システムの白眉と言えるでしょう。

スタンを狙いたくなりますし、前作で効果が実感できるほどではなかったブーストの意義も見出すことができるようになりました。

社長インタビューによると、新システムの中ではユーザーが一番よく見ることになるだろうとのことでした。

それだけに短いとはいえムービーをスキップできるようにならないかと考えるのはせっかちでしょうか。

そうそう、スクラムの意義も増えましたね。

これも前作では効果が実感できるほどでなく、むしろキャラが固まることによって敵の攻撃をまとめて受けるというデメリットの方が目立っていました。

どういう戦略をとるべきか迷いますが、どうせなら新システムを生かすようにしていきたいです。

クラフト強化はまだ使っていません。

どのクラフトが有用かを見極めてからにするつもりですが、これも楽しみです。

クロスチャージはまだ使えていませんが、これも面白そうです。

ただジャスト回避ができそうにありません。

今は前作から続いて適当に回避ボタンを押して、チャージのゲージが溜まればもうけものという感じでやっています。

最近イースから離れているのも、このジャスト回避ができないせいかもしれません。練習しろよ。

EXチェインとの相乗効果が高いので、このクロスチャージ修得は必須と考えるべきでしょう。

釣りが難しくなっている!

過去作では大して面白いとは思っていなくても、手ごろだったからかなり遊んでいました。

練習はクロスチャージができるようになってから考えます。

メルヒェンガルテンはまだこれからですが、今のところちょっとだるい感じです。

乗っ取ったのは何者か、というのは気になりますが。

ゲネシスと予想しておきます。

プロ集団のマルドゥックエンジニアを出し抜くというのはレンでも難しいと作中で言っていましたが、個人レベルどころか結社でも厳しいでしょう。

いや結社といえば博士しかイメージしていませんでしたが、破戒が関わっているのであればあり得るのかも。

「ヒェ」のローマ字入力を調べましたよ、わざわざ(笑)

せめてメルヘンで。シュタゲもチャンポンだから問題ないから(何が?)

歴史といい言語といい、カルバートのモデルはフランスだったのですね。少なくとも首都周辺は。

閃の頃は中国をイメージしていたのですが。もっとも、もっと東方になるとそうなるようですが。

閃の軌跡4考察 カルバード共和国 モデルとなった国家は?

フランス読みって流行っているんでしょうか。昨日はま寿司でデザートを注文しようとしたら、パフェがパルフェとメニューに記されていました。

難しいといえば、ハッキングの解錠も。

正直だるいばっかり。左スティックで右左折がうまくできないんですけど。いや、下手とかではなく(多分)。

最初に持ち上げておいてだんだん雲行きが怪しくなってきましたが、過去に挙げた不満はあまり解消されていませんでした。

文字・アイコンが小さい、色使いが見にくい。

あとこれは言っていませんでしたが、緻密な描き込みは大変結構なのですが、それに別の情報(アイコン等)が埋もれてしまうんですよね。

バトルのターン表示ですが、少なくとも順番は分かるようになったものの直観的とはいえませんね。

創までのタテ表示になかったメリットが見いだせません。

ATボーナスを奪えるようにはなりましたが、アイコンがほんとちっさいのう。

黎1より小さくなっていませんか。

そもそもの問題として、モニターが横長なのですから右端にタテ表示するのがバランス的にもよいのですよ。

上にヨコに置かれると、圧迫感を感じます。

こうなってしまうと、今さら改善すると別のゲームに見えてしまいそうです。

閃でも効果や状態異常のアイコンが小さいという問題はあったので、黎は仕切り直しのよい機会だったはずなのです。

修正して洗練させていこうということだったのかもしれませんが、今のシステムは根本から問題があるので修正にも限度があります。

こういうのは流行のリサーチといいますか他社のゲームも参考にすると思うのですが、それらもこんな感じになっているのでしょうか。

軌跡以外のRPGは、PS2のドラクエ8以来やっていないので分かりませんが。

ボロクソ書いて終わるのも後味が悪いので、最後は持ち上げておきます。

1章では創のクロスストーリーシステムが登場します。

それもキャラクターの魅力があってこそですが、スウィン&ナーディアへの期待が高まるのを感じています。

創ではルーファス&ラピスにおいしいところを持って行かれた感がありますが、いよいよ彼らの活躍が始まることになります。

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