ジョジョ4部の人気キャラクター『岸辺露伴は動かない』が実写ドラマ化されました!
第1話『富豪村』は子役の演技が話題になりましたが、2話目の『くしゃがら』も個性的なキャラクターが登場するようです。
しかし『くしゃがら』は、原作漫画を把握していたつもりでいた私にも初耳でした。
それもそのはず、岸辺露伴のスピンオフは小説でも数作発表されていたのでした!
短いこともあり、さっそく読んでみました!
「くしゃがら」の意味をネタバレ!岸辺露伴の敵は何者!?
結論からいうと…
「その言葉に意味はない」
というのが答えとなります。
このシリーズは悪意を持つ人間を打倒するジョジョ本編とは異なり、露伴が遭遇した怪奇現象を描くものとなっています。
スタンド『ヘブンズ・ドアー』も、敵の打倒というよりピンチを逃れるために活躍します。
意味を持たない「くしゃがら」が引き起こす怪奇現象を描いたのが本作です。
「くしゃがら」あらすじ
漫画家・岸辺露伴の同業者から相談を受けたのが発端です。
彼の名(ペンネーム)は志士十五(ししじゅうご)。由来は、間違った掛け算のごとく人生は計算通りにはいかないというもの(笑)
担当編集者から「禁止用語リスト」なるものが渡され、その中には差別用語とされるものから「津波」「地震」というものまで含まれていました。
それらに一応理由は記されていたこともあり、彼は納得はいかずとも一定の理解は示していました。
しかし唯一「くしゃがら」に関しては、その意味も分からず理由も示されてはいませんでした。編集部に問い合わせても担当者と連絡がとれなかったり、あれこれはぐらかされます。
露伴も方言か外国語かと考えを巡らすのですが、その意味と禁止される理由を突き止めることはできませんでした。
十五は病的に追い詰められます。彼のあまりの変わりように異常を感じた露伴は、彼にヘブンズ・ドアーを仕掛けます。
しかし…
「使用禁止用語」である「くしゃがら」は「本」に記載されていませんでした!
しかしその本には、露伴も初めて見る「袋とじ」が付いていました。
そしてその中から何者かが飛び出そうとしていました。
…これが「くしゃがら」なのか?露伴がとった行動は…
岸辺露伴は叫ばない 短編小説集 (JUMP jBOOKS) [ 荒木 飛呂彦 ]
実写版は小説より幾分分かりやすく設定されていると感じました。くしゃがらとは…
・造語
・興味を感じない人間には無害だが、興味を持ってしまうと取り憑かれる
・取り憑かれた人間が言葉をばらまくことによって広がっていく
チープトリック、グリーンデイと似ているでしょうか。
「くしゃがら」になぜ呪われるのか、それは「作品の舞台がそういう世界だから」だと解釈しています。それは1話の設定にある山神様が万能であるのと同じ理由です。
「くしゃがら」には露伴自身が取り憑かれる危険もあり、本人もそう言っていました。
再放送を見て気づいたのですが、露伴は興味は持たなかったものの関わってしまったために、志士十五がばらまいた『くしゃがら』から狙われ続けるというオチだったようです。まさにホラー。
おそらくそれは古本屋のおやじだけだったのでしょうが、それをいうのは野暮というものなのでしょう。
くしゃがら原作本は『岸辺露伴は叫ばない』
ジョジョ本編のようなアクションシーンは少ないので、小説と相性がよいと感じました。
岸辺露伴以外にもたくさんあるのですね。『ザ・ブック』は読んだことがありますが、漫画の絵が浮かぶような読みやすさでした。
『ジョージ・ジョースター』は辞典ほどの厚さがあり、部の垣根を超えてキャラクターが登場しているようです。
第3話『D.N.A』も楽しみです。こちらは漫画(2巻目)が原作です。
『懺悔室』『六壁坂』『富豪村』『密漁海岸』『岸辺露伴 グッチへ行く』の5編を収録。
『望月家のお月見』『月曜日 天気-雨』『D・N・A』『ザ・ラン』の4編を収録。
コメント
コメント一覧 (2件)
くしゃがらは、不思議な単語ですね。
小説版の岸辺氏は、面白い人でした、
コメントありがとうございます。
小説版は「くしゃがら」だけを読みました。
他の作品も読んでみようと思います。