軌跡世界年表より地精の歴史を考察
大崩壊以降の歴史で最初に地精が登場するのは、七曜歴371年。
帝都奪還に際して、魔女と協力して《緋の騎神》テスタ=ロッサを起動させた時です。
しかし本当の始まりは、
270年の暗黒竜出現時に、大地の聖獣が呪いを引き受け自身を封印した時
だったと思います。
黒の史書の巨イナル黄昏の記述の箇所で、「千年に及ぶ悲願」と書かれていました。
巨イナル黄昏が起こったのは1206年、この時点の千年前から計画されていたということです。
帝都奪還は果たしたものの緋の騎神は呪われた存在となり、魔女と地精は協力してこれを封印します。
そしてこれを境に、地精は魔女と決別し歴史から姿を消します。
それ以降は巨イナル黄昏を引き起こすために行動していたことになりますが、具体的に何をやっていたのでしょうか。
黒の史書の予言 巨イナル黄昏までの歴史について
黒の史書の巨イナル黄昏の箇所は、地精の視点で書かれています。黄昏までに何が起こるかが書かれています。
一つは、二柱の巨神たちの相克。
二つは、焔と大地の融合と、七の器の完成。
三つは、千年の都の開闢と星杯の受け入れ。
四つは、聖獣の消失と昏き竜の災厄。
五つは、帝都奪還と緋が受けし呪い。
六つは、獅子たちの戦乱と聖女の犠牲。
七つは、北に顕れたる巨柱と忌み子。
八つは、贄となりし邑と百日の外征。
九つは、東の碧き大樹と、煌魔の城の顕現。
斯くして千年に及ぶ悲願は成就せり。
…とあります。
これらが黄昏に必要な過程で、地精が全てにかかわっていたのでしょうか。
地精の暗躍 巨イナル黄昏への関与とは?
五つ目の帝都奪還まで関わっていたことは明らかで、ここから姿を消すわけです。
その先の事件の事件にも関わっていたとすれば、とても興味深いです。それぞれ見ていこうと思います。
六つは、獅子たちの戦乱と聖女の犠牲。
獅子戦役のことですが、これには間違いなく関与しているでしょう。
リアンヌ・サンドロットの復活です。
皇太子暗殺は、オルトロスの仕業だと思っていました。
おそらくそうなのでしょうが、戦乱を引き起こすという目的があったのだとすれば、地精が画策したという可能性もありそうです。
何のためか、ということですが、本編でオズボーンが戦乱を引き起こしていることともつながりますが、霊脈を活性化させるためでしょうか。
彼は今の地精の長でもあります。
もう一つ、
騎神は戦うことによって力を宿す、という設定もありそうです。アリアンロードが閃3で、結社の実験の目的を、そのように言っていたと思います。帝都奪還以後も、騎神同士の戦いは起きていました。
騎神と黄昏の関係については分かりませんが。
七つは、北に顕れたる巨柱と忌み子。
ノーザンブリアの塩の杭事件ですが、かなり唐突でした。地精がこれに関与しているのでしょうか?
そもそもこの事件は何なのでしょうか?
空の軌跡における一大事件だったにも関わらず、ほとんど何も分かりませんでした。
事件なのか事故なのか。ただ、古代遺物アーティファクトが原因で引き起こされた、ということだけは分かっています。
忌み子というのは、ワイスマンのことでしょうか?彼は事件に被災しているので、それはないかな?
マクバーンはどうでしょう?
帝国出身でないとわざわざ言うくらいですから、どうあれ閃4では明らかになるでしょう。
なお、塩の事件が起きたのは1178年。「顕れた忌み子」の年齢は、閃3の時点で28歳。
う~ん…あり得そうですが、どうでしょうか。マクバーンのプロフィールのところで、年齢が?になっているんですよね。
閃4は閃だけでなく、空・零・碧の完結編でもあるとのことですから、明らかにされることを期待します。
八つは、贄となりし邑と百日の外征。
ハーメルの悲劇と百日戦役。
これも一見唐突に感じましたが、よく考えると、オズボーンが関わっていますね。
ハーメル事件はアッシュに何があったのかという謎も残されていますので、閃4で扱われるはずです。
オズボーンが襲撃を受けてから3か月後に事件に介入しましたが、この間に地精と接触したのでしょう。黒のアルベリヒも20年前から動き出したとのことなので、この時期と重なります。
予想ですが、オズボーンが騎神の起動者となったのも、この時期ではないでしょうか。アルベリヒがオズボーンに臣従した理由があるはずです。
九つは、東の碧き大樹と、煌魔の城の顕現。
これには地精は関わっていないと思います。
とはいえ、これらは幻焔計画の一環の出来事。それを乗っ取ったと言っているのですから、黄昏に必要な過程だったのでしょう。
黒の工房の目的
帝都奪還時に話を戻します。黒の史書に著わされていない地精の活動を探ります。
かつて黒の工房は結社と協力関係にありましたが、具体的にはいつ頃だったのでしょうか。
1194年の月光木馬團との衝突時に結社はまだ新興勢力だったとのことなので、結成は比較的近年のことだと思います。
(私は現時点から20年前の、盟主とアリアンロードが出会った時期と考えています。)
結社の結成時から、地精とは協力関係にあったといえるでしょう。
その理由は、十三工房に参画しOzの技術を発展させるという目的からでした。
黒の工房と結社の協力関係の終了の理由
1203年、リベールの異変が終息したころ、協力関係が終了しています。
その理由の一つは、根源たる虚無の剣が完成したから。
ミリアムの覚醒が1201年とのことですから、
妹のアルティナがそれくらいの時期になるのでしょう。
もう一つの理由が、
結社が開始を宣言した幻焔計画が、地精の目的に沿うものではなかったから。
…あ、予想です。
オズボーンは黒キ聖杯で語った内容からして、呪いを開放して目的を果たしたと思われます。
しかし結社の目的は、これも(別の場所で)オズボーンが語ったように、至宝の回収です。
幻焔計画の正体はまだ分かりませんが、何らかの方法で巨イナル一から焔と大地の至宝を得ることを目指しているはずです。
閃4で幻焔計画が完遂されるか分かりませんが、最後にはおそらくそうなるだろうと思います。
空の軌跡で、空の至宝が結局結社の手に渡ってしまい、少し脱力したことを覚えています(笑)
ただそれは巨イナル一、そして呪いの消滅でもあるので、シリーズ完結のラストとしてはふさわしいとも思います。
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