叛道 感想
『コードギアス 反逆のルルーシュⅡ 叛道』は劇場3部作の2作目になります。
1作目『興道』については下記の記事をご覧ください。
カットしすぎです
TVシリーズの総集編なのですが、カットが多すぎました。
いや多いのはかまわないのですが、重要な箇所を省いていると理解ができなくなってしまいます。
なんでロロがルルーシュに懐いているのでしょう。
TVシリーズでも幾分不自然に感じたくらいなのに。
これはテレビ版を見た人向けの、ストーリーと変更箇所の確認をしてもらうための作品でしょう。
TV版1期のラストからの補完があったのはよかったです。
しかしR2の序盤はかなり引き込まれる出だしだったのに、あれが無くなってしまいました。
無くなったとか補完とかいうより、今回はスザク視点で描いたということでしょうか。
試みとしてはよかったと思います。
シャーリーが死なないという改変は、活躍させたいのではなく、単にカットしたいということだったようです。
それにしては中途半端に登場していましたが。
父親も死なず、マオエピソードも完全に削除ということなら、シャーリーも同様でよかったと思います。
それとも『復活のルルーシュ』で活躍するのでしょうか。
ルルとのハッピーエンドもいいですね。
ただ私の予想としては、『復活』から続く『R3』が発表されるのではないかと思っています。
c.c.がルルーシュへ未練を残していて、彼が生きているという可能性を残したところでエンドになるのではないかと。
ルルーシュ役のキャストが発表されていませんが、本当に登場しない可能性もあると思っています。
皇道 感想
一番気になったのは、ルルーシュ復活につながる改変があるのかということでした。
しかしR2と変わったようには、ほとんど感じませんでした。
細かい部分は変わっていたものの、あれではやはりルルーシュが生きていたとつなげるには厳しいと思うのですが。
ゼロレクイエムの協力メンバーが明確になったのはよかったです。
前売り券の特典か何かでゼロレクイエム前日譚のオマケが付くらしいですが、それは全員に明らかにして欲しいです。
ウザクがうざい理由その10
ついに大台(笑)
味方についた時の頼もしさがうざいです。
敵の時はうざくても、味方になると弱くなるのが定番だというのに。
ナイトオブゼロになったウザクをかっこいいと思ってしまいました。
あれほどうざかったというのに…そこがまたうざいです。
ジェレミアからウザクを救った時に、彼が素直に味方になっていたら…
…なっていたら強すぎて、何も起きないストーリーになっていたのかもしれませんね(笑)
シャルルやシュナイゼルでも蹴散らされるでしょう。
でも、それもアリじゃなかったでしょうか。
ルルーシュは誰にも正体を明かそうとしませんでしたが、ウザクにだけは明かせるという設定であれば、真の友人ということでラストがより感動的になったかもしれません。
その場合はユーフェミアの死もなかったということで。
本編ではやはり、彼らの友情がわだかまりなく完全に復活したとは言い切れないものがあるでしょう。
本作は本編のストーリーでも魅力的ではありますが、少し分かりづらいところもあります。
その最たるものは、ウザクの行動原理です。
それによってストーリーに起伏が生まれたとも言えますが、それ以外にも設定が盛り沢山なので、そこまでしなくてもよかったかもしれません。
あの時素直に味方になっていれば、少なくともより分かりやすい作品にはなっていたでしょう。
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