黎の軌跡2の発売まで、すでに半年を切りました。とても楽しみにしている今日このごろです。
前作の出来がよかっただけにね。
例年にないほど(笑)きれいにまとまった前作『黎の軌跡』でしたが、いくつかの謎も残ってはいます。
それらをまとめつつ、新作の予想などをしていこうと思います。
また、システム面でも大きな刷新がなされた作品でもありました。
いろいろと発展途上な面は否めず、過去記事でもそれらに触れてきました。
最近の社長インタビューによると(やはりみんな思うことは同じようでして)、ユーザーから多くの意見が寄せられているとのことです。
少なくともインタビューで言及された点は改善が見込めると思いますが。この点もまとめておきます。
黎の軌跡2考察 前作で残された謎まとめ
きれいに終わった印象ではあるのですが、その実、過去の謎が解明されるでもなくむしろ増えたというのは、これまた例年通りとも言えます(笑)
思い当たる新たな謎を書き出していくと、際限なく続いていくので…
とりあえず行ってみましょう!
ニナの正体
比較的どうでもよさそうなことですが、まずこのあたりから。
私としては結構気になったんですよね。
サルバッドの章の通話シーンではハッキリしない感じでしたが、ラストあたりの地下駐車場での任意イベントでやはり彼女は何らかの暗躍をしていたことを確信しました。
彼女は何者なのでしょうか。
どこかの組織に通じているということは間違いないでしょう。
《庭園》の間者、というのが妥当な予想だと思います。
それ以外だと、マルドゥック
…この場合だと、リゼットはそのことを知らされていないということでしょう。まさか彼女がヴァンたちを裏切るとは思えませんから。
あと大統領、結社あたりでしょうか。なんとかという新興の武器メーカーもちょっと怪しげですね。
彼女の情報を集めようと、サラッと調べてみました。
連絡中のあの口調の彼女は本性を表したのではなく、むしろヴァンたちと絡むときのニナこそ本当の彼女という気がしてきました。
どこのシーンか忘れましたが周囲に誰もいないときの独白でも、いつもの彼女でしたし。
「ジュディスと違って、自分には芯がない」
とヴァンに告白する動画を見ました。
これはかつてのスウィンやナーディアたちのように、意に沿わず組織に従っている自分への思いとも取れるのではないでしょうか。
リゼットが生身の体を失った理由は?
マルドゥックで何らかの事件に巻き込まれたか、あるいは事件後に社の技術で救われ、その縁でマルドゥック入りしたのか。
これは予想しようもありません。
黎1発表時のメインキャライラストを見て、今回のパーティーはドライな関係になりそうだと感じていました。
共通の利害があって、一時的に行動を共にしているという印象です。
カトル、アーロン、ジュディスもそのような印象を受けました。フェリも当初は判断がつかない感じで。
しかし蓋を開けてみると、いつもの軌跡チームでした。
特にリゼットは敵に通じていても違和感がないほどだったのですが、状況によってはむしろマルドゥックを敵に回すこともいとわないでしょう。今ではそう思えるほどです。
カトルを爆発からかばったシーンはよかったです。「言葉は嘘をつくが、行動は嘘をつかない」です。
ちょっと気になるのは、マルドゥックが彼女に機械的な細工をしていて、彼女が操作されてしまうのではないかということです。
あと彼女がまだ二十歳というのは、今でも意外です。フケているというのではなく(まあ、そういうことなのかもしれませんが)大人っぽいという意味で。
カトルの性別
無意味に思わせぶりなことをするはずはないのですが、カンパネルラと違って素直に女性とは納得できないものがありました。
カンパネルラやワジと違い、カトルは男性体形という設定が明らかにされていましたから。
実は彼は男性だと確定しています。
買ってしまいました。
「黎の軌跡 公式ビジュアルコレクション」
社長インタビューで、そのことが明言されています。
レンの別人格とも無関係で、単に名前のストックが尽きたからとも言っていました。
この本、それなりに満足だったのですが、ひとつヒドイものを見てしまいました。
アーロンが東方人街を背景に立っているイラストがありましたよね。
あれが見開きで掲載されているのですが、アーロンがノド(綴じ込みの部分)の位置にいるせいで、彼がほとんど見えないというシロモノになっているのです。
こういうことは絶対やってはいけません。強く強く苦言を呈しておきます。
横にして1ページに掲載する方がまだマシです。
というわけで、買うならキンドル版をおすすめします。
さて思わせぶりなことをする理由ですが、幼少期の環境が原因と予想します。
まあ、それしかないか…
D∴Gに拉致されて妙な実験にかけられた、というのが順当でしょうか。
彼がハミルトン博士に引き取られたという経緯も、まだ明確にはなっていなかったと思います。
今はやりの「体は男・心は女」というのはご遠慮願いたいところです。
ゼムリア世界の構造はどうなっている?
数ある軌跡世界の謎も、すべてここに収斂することになるのでしょう。
キーワードを挙げていきましょうか。
「外の理」「枷」「可能世界」「C・エプスタイン」
「身喰らう蛇」「永劫回帰計画」「異界」
新しいものでは「汎魔化」があります。
そうなるとD∴G教団関連のキーワード、たとえば世界の枷を外す「グノーシス」なども。
「枷」という概念は「世界の外の存在を認識できない」というだけでなく、「(高位の)魔獣を認識できない」ということでもあったようです。
さらに「言葉が聞こえているのに認識できない」という設定も加わりました。
閃の頃からあった伏字ですが、あれはゲーム上の設定だと思っていたのは私だけでしょうか。
おそらく「技術的特異点」も、世界の謎に関連しているのでしょう。
そうなると「導力革命」そして「オーブメント」「ゲネシス」、さらに「古代遺物」「至宝」にも至ります。
世界の謎からすべてにつながっていきますね。黎シリーズだけでは描き切れそうもないテーマです。
ゼクー宇宙軍基地とは?
イシュガル山脈にあって、それをシズナたちが守っているという感じはします。
大統領は何がしたいのでしょうか。
単なる拡張主義とは違うような気もします。
というのも、大統領は結社の目的を完全に把握していると思われるフシがあります。
結社の最終的な目的は、「世界の終わりを阻止する」と考えてよさそうです。
それを知った上で、相互不干渉でいこうというのはどういうことなのでしょう。
世界の終わりは避けられないから、宇宙への脱出を考えているということでしょうか。
創のラストで大統領が盟主に言っていた「あと2年半」というのが、なんと黎2の開始時点となる七耀暦1209年だそうです。
いつの間にそんなに時間が経ったのだ?
シリーズ完結がその2年半後だと思っていたのに。…いやいや結構なことです。
そしてC・エプスタインが予言した8つのゲネシスがそろう120X年というのも、この年ということになります。
いや「そろえなければ世界が終わる」でしたっけ?
黎2は想像以上に急展開となりそうです。
もっともこの1年が長いということなのかもしれませんが(笑)
ヒロインはアニエスかエレインか?
こちらも興味津々です。
とはいえ、エレイン以外考えられないです。
ドラクエ5に「ビアンカ・フローラ論争」というものがありました。
ビアンカは幼馴染でこれまでいっしょに冒険をしてきた女の子、フローラはその旅先で知り合った金持ちのお嬢さんです(記憶がかなり曖昧ではあります)。
主人公が結婚相手を選ぶという分岐があります。
好みの問題でしかないのに、どこに論争の余地があるのか分かりませんけど。
フローラは考えられませんでした。
フローラを選ぶのは人でなし、くらいのイメージが当時ありました。
たしかフローラルートだとビアンカは転落の一途をたどり、場末の酒場で酔いつぶれていました(なぜ知っているんだ)。
黎でもアニエスルートだと、エレインは転落はないとしても胸糞悪いものになりそうです。
ルート分岐をさせないでほしいです。
かつてフローラ派がいたように、当然アニエス派もいるのでしょう。
幅広いユーザー層に応えるためには分岐させるのが無難なのかもしれませんが、それは安直というものです。
ユーザーを甘く見ないでいただきたい(ホントか?)
もともと閃の路線転換というコンセプトはあったと思われます。
リゼット、ジュディス、フェリとくっつくという感じは、ほとんどしませんから。
絞ったとはいえここでまた分岐を使うと、また中途半端になってしまうでしょう。
「ヴァンはエレインと結ばれ、アニエスは失恋を乗り越えて成長する」と一貫させるべきです。
その方がストーリーもブレがなく、重厚なものとなるはずです。
さいわい黎2のビジュアルを見ていると、そのような感じになりそうです。
ルネがエレインに気がないという、アニエスルートの彼女へのフォローも断ち切っていますし(笑)
あっ、レンもないよね。まさかね。
赤いグレンデルの正体は?メアの正体は?自由意志はあるのか
「ヴァンと同じ環境の人物が別にもいる」
そのままですが、そういうことでしょう。
魔王と同クラスの悪魔が別に(何匹か)いて、それに憑かれているということです。
いずれ七色のグレンデルが入り乱れて戦うということになるのでしょうか。…それでは閃の「騎神」じゃないか。
メアは「技術的特異点を超えた支援AI」
これもそのままですね。
作中で言われていた「膨大なセリフのストックがあるのかも」というのはあり得ないことです。興ざめです。
「自由意思はあるのか」と問うシーンがあったはずです。はっきり回答してもいいのにね。
マルドゥックは結社の技術力も凌ぐようですが、すでに技術的特異点を越えつつあるのでしょう。
なおこれも公式ビジュアルコレクションで言及されていたのですが、マクバーンの本名「メア=ク=バルウド=ルアウング」とは無関係だそうです。
シーナ・ディルクについて D∴G教団との関係は?
「誰かに似ている」とは、どのシーンでのことだったでしょうか。
彼女はアニエスの血筋だど思っているのですが、彼女がその場にいて「誰か」というのも不自然です。
アニエスはエプスタイン博士との血縁はありません。
なぜ素直にそうしないのか、という疑問があります。
祖母が養子ということでしたが、それなら祖母は何者なのか。
またいつものD∴Gから救い出された、ということでしょうか。
すでに壊滅した組織なのでほとんど気に留めていませんでしたが、ここへきて重要度を増してきました。
調べてみたところ、いつから活動が始まったのか明確に分かりませんでした。
いや彼らは「クロスベルの幻の至宝を守護する錬金術師の末裔」ということでしたっけ?
「女神の存在を否定する邪教」くらいの認識しかありませんでしたが、考えてみればゼムリア世界の謎に最も迫ろうとしているのが彼らでした。
クロスベル発祥でありながら、活動拠点はカルバードというのも気になります。
シーナ・ディルクとは大きく話がずれてしまいましたが、意外と無関係ではないのかもしれません。
《イスカ神聖皇国》について
東方からの崩壊の進行 という設定もありました。
導力の扱いを誤って国が滅亡した、そう思っているのですが。
そしてそれはいまだ収束していないと。
しかし130年前の出来事ですから、50年前の導力革命とは間が開きすぎています。
違うのかなあ…?
滅亡も今も続く崩壊も、原因に全く言及がありません。特に崩壊が始まった時期は重要です。
ヴァン達に忠告のメールを送った≪C≫は何者か?
明日の革命記念祭では
7番目のゲネシスに気をつけられたし。 ≪C≫
ヴァン「ひょっとしたら直球で”C”を冠するやつかもしれねぇ」
リゼットの言う通り意図はあるのでしょうが、それでもヴァンの言う通りであってほしいです。
2番目の≪C≫はセドリックと信じていたのにインチキだわ。金の騎神の正体でもだまされたし。
そういえば彼の≪C≫を騙った意図って何だったっけ?
クロンカイト、クローデルも考えられますが、ここは直球で
C.エプスタイン
でよろしく。
スウィンについて
黎2は≪庭園≫の描写がメインとなるのではないでしょうか。
黒い服の双子?の新キャラ、そしてレン。
マルドゥックや斑鳩、結社という感じではありません。
スウィンたち自体にもう謎は残っておらず、≪庭園≫との関わりで組織の内情が明らかにされるのでしょう。
D∴G教団の謎も、後継ともいえるこの組織に引き継がれるはずです。
≪管理人≫て全滅していたんですか?エンペラーだけだと思っていたのですが。
だったらもうスウィンたちの出番はなさそうなものですけど。
PS4版 英雄伝説「閃の軌跡Ⅰ~Ⅳ」&「創の軌跡」コンプリートBOXの人気がすごい!
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黎の軌跡2考察 システム面の進化の行方は?
戦闘ターンの表示
当然不評だったとのことです。
敵味方を分けずに順番通りにするだけという改良はやめていただきたい。
最大の問題はヨコ表示という点であって、今度は右か左かで迷うということになります(それでも今よりはるかにマシですけど)。
この点はもう旧システムでいいんじゃないでしょうか。
コマンド・アクションのモード切替
今度はアクションモードでアーツが使えるようになるらしいです。
それで強い敵が倒せるようになるならいいんですけど。
アクションモードでは素直にアクションゲームをさせてほしいです。
アクションが苦手な人でも楽しめるようにという考えでは、中途半端になってしまいそうです。
前作ではアクションモードで強い敵が倒せず、意義といえばスタンさせればコマンドモードへの移行時点で優位に立てるというだけでした。
シームレスで戦闘に移行できるというだけでも、それなりに意義はあります。
このままでも問題はないといえますが、アクションモードを売りにした経緯もあるので廃止というのはもったいない。
アクションモードはそちらに特化した作り込みをして、高度な操作ができれば見返りも大きいというものになってほしいです。
字が見にくい!
近日発売のPS5版では、「好みに応じて文字サイズ調整が可能なオプション機能」が搭載されます。
やっぱりみんな見づらいと思ってたんだ。自分がトシだからじゃなかったんだ(そうか?)
この程度なら2のPS4版でも採用されるでしょう。というより、1もアップデートで追加してもよさそうなものです。
過去記事の繰り返しにはなりますが、文字だけじゃなくアイコンも大きくしてほしいですね。
あと色使いもやはりおかしいですよ。
シャードスキルについて
結構面白く遊びました。
最強の「正解」はあるのかもしれませんが、いろいろ試す楽しさがありました。
クラフトが強すぎるかな?
キャラクターメイキングの楽しみが大きい、シャードスキルをもっと掘り下げていくことを期待します。
ATボーナスを奪うのが軌跡の醍醐味の一つだったのに、なんとかスティール?とかいうのは使い勝手が悪いです。
加速がないのは強すぎるから?いや、なんとかフェザーがそうか。
(ザイファのアップデートという設定で)シャードスキルの追加や廃止もありそうです。
面白い新スキルのアイデアを期待します。
プラグインのシステムも、まだ何か可能性がありそうですね。
ロード時間の改善なるか?PC版に期待!
改善はされていくとは思います。
PS5にも対応していますが、そちらの方がロード時間は短いのでしょうか。
それとも内容が充実する分、あまり変わらないのでしょうか。
ロード時間のためにPS5に買い替えるほどではありませんが。
いまだに品薄で買えないこともありますが、買えたところでそうするとは限りません。
軌跡シリーズ以外ほとんどやらないので、グラフィックの大きな向上が見込めない(望んでもいませんが)本シリーズのためにゲーム機を買い替える気はもうありません。
とはいえ、今後はPS5単独の対応になっていくんだろうなあ…
せめてロード時間はどうにかしてほしいです。
PC版を同時発売してほしいです!
最近10万のPCを買いました。もうPS5ごときにヤキモキさせられたくありません。
ストリートファイター5を買ったのですが、ロード時間は期待したほど早くはありませんでした。
モニターのリフレッシュレートの性能が追い付いていないので、PS4版の動きと区別がつきません。
どうせ買い替えるなら4Kモニターがいいなあ。先日のクーポン適用をミスして激安価格になったデルのモニターを買いそびれてしまったのです。
それはともかく、ゲームもPCで済ませてしまいたいんですよね。
もうPSPの時代はとっくに終わっているのです。PS5なんか相手にしないで、PCに戻ってきてください!
コメント
コメント一覧 (9件)
ニナは僧兵長だと思うけどな
コメントありがとうございます。
調べてみたところ、そのような予想を見つけました。
>僧正長の話が出た後にニナ・フェンリィが誰かと連絡していた?
>その連絡相手がアシュラッド?
ちょっと前ですが軌跡とイースまとめて人気投票があったのはご存じですか?今まで結構人気投票はまとめていらしゃったので楽しみにしていたんですが時間的にきついですかね
コメントありがとうございます。
アドルが1位になったあの人気投票でしょうか。
40周年の企画だったと思いますが、この記事で言及しているものだったでしょうか。
ファルコム40周年!新作・黎の軌跡の新情報を考察
https://marugoon.com/falcom40/
もっともかなり簡単なものではありましたが。
40周年というのは大きな節目なので、人気投票結果はまとめておくのもいいですね。
2019年の人気投票でしたでしょうか…
(順当ではあるものの)自分ではあまり強く推さないキャラが上位にきて、その気持ちを包み隠さず書いていたらお叱りを受けたことがありました(笑)
リィンとか、リィンとか。
抗議はなかったものの、ロイドも正直に書きすぎたかも。
しかしまた懲りずに書いてみようと思います。いつになるかは、ちょっと分かりませんが。
こういうリクエストは歓迎ですので(すぐにお応えは出来ないかもしれませんが)、またよろしくお願いします。
それは中間発表ですね自分が言ってるのは最終発表です1位がお叱りを受けたというキャラなので無理にとは言いません創の人気投票の記事は自分も読みました自分はリィンもロイドも好きですが特には気にならなかったのですがキャラの推しは人それぞれですからね難しい問題です。
軌跡シリーズの記事は楽しみにしてるので気長に待ってます
コメントありがとうございます。
今日は時間があったこともあり、レトロゲームの記事を書いた勢いで人気投票のまとめも作っておきました。
とても楽しかったです。黎の軌跡2も期待しています。
黎Ⅱは軌跡シリーズにとって重要な作品っと言われていますが
ゼムリア大陸の秘密や大崩壊の真相など明らかになって欲しいですね。
紅黎きグレンデル『グレンデル・ゾルガ』とメアに似た赤い妖精『アルテラ』。
黎Ⅱに深く関わるこのペアについて自分なりに考察しました。
このペアについて触れる前に黎Ⅰで明らかになっているグレンデルの仕組みについて説明します。
ヴァンが変身する『魔装鬼(グレンデル)』は5柱の魔王の内の一体 『ヴァグランツ・ザイオン』の力をメアによる高密度のシャードによって強引に抑え込み、そこから僅かに漏れ出た力を戦う力に変える。
劇中メアが言った通り拘束具でもある魔装鬼(グレンデル)。
この魔装鬼(グレンデル)に変身するには三つの要素が必要不可欠。
1、5柱の内の一体の「魔核」を持つヴァン
2、意思を持つホロウコア・メア
3、アニエスと彼女が持つオクトゲネシス
この中で注目するのは3の要素について。
アニエスは共和国大統領の父を持ち、曽祖父は軌跡シリーズの中でも超重要人物であるエプスタイン博士。
正確にはアニエスの祖母を養子として引き取った為、血は繋がっていないが凄い経歴である。
黎Ⅰ第3章にてジェラールがゲネシスについて「いずれ正当な所有者の元に集まる」と発言していました。
黎Ⅱ物語開始時は謎の人物が持つゲネシスを除いた7つのゲネシスはアニエスの元に集まっています。
ジェラールの発言を元に考えるならアニエスには何か特別な血筋が秘められているのではないかと考えます。(リベールのアウスレーゼ、エレボニアのアルノールの様な特別の血筋)
曽祖父であるエプスタイン博士が養子としてアニエスの祖母を引き取った理由の一つにはこの特別な血筋が関係しているのかも知れません。(この辺りも黎Ⅱで明らかになって欲しい)
この事を考えると3の要素は
3、アニエス(特別の血筋)と彼女が持つゲネシス
である可能性があります。
ここで黎Ⅱのティザートレイラーに出てきたグレンデル・ゾルガ(以降ゾルガと表記。謎の人物についてもCと呼称する)について振り返ります。
ハーキュリーズがCを武装しながら取り囲む場面にて
Cが最後のオクトゲネシスを取り出し、アルテラが出現しシャードを展開。
そしてグレンデル・ゾルガに変身しハーキュリーズに向かっていくシーン。
この場面でのCの変身過程を先程のグレンデルが返信に必要な三つの要素に分けるとこうなります。
1、5柱の内の一体の「魔核」を持つC(魔装鬼に変身していることから可能性は高い)
2、メアと似て非なる赤い妖精アルテラ
3、謎の人物が持つ8つ目のオクトゲネシス
まず1より先に2から考察しましょう。
メアと似て日なる赤い妖精アルテラ。
もし彼女もゲネシスによって意思を得たホロウコアAIなら間違いなくマルドゥックが何らかの形で関っている可能性があります。
アルテラとCの関係、そしてマルドゥックがどの様な形で関わっているのかも黎Ⅱで明らかになるでしょう。
ここから本命である1と3についてです。
1についてですが、グレンデル・ゾルガに変身していると言うことは謎の人物は5柱の魔王のうちの一体の「魔核」を所収している事になります。
そして3についてもアニエスの例を考えると、このCも何かしらの特別な血筋に連なる人物でもある可能性があり得ます。
さて、この三つの要素から考えてCの正体は誰なのか?
その正体を明かす鍵は魔装鬼の力の元である5柱の魔王の存在です。
黎Ⅰで5柱の魔王の存在が明らかになりましたが、黎Ⅰ以前に魔王の存在が確認されているのです。
それは閃Ⅱのラスボス『緋き終焉の魔王(エンド・オブ・ヴァーミリオン)』。
当時呪われていたテスタ=ロッサを核にオルトロスの秘術によって魔神の域まで昇華した魔王。
アルノールの血を持つ人物を取り込み復活した魔王は千の武器を操り旧Ⅶ組を追い詰めるも、最終的には核を取り外され破壊されました。
これは予想ですがオルトロスの秘術の正体はテスタ=ロッサを依代に5柱の魔王の一体を召喚&融合させるものなら、その結果誕生したのが『緋き終焉の魔王』だったのではないのでしょうか。
ここで注目して欲しいのは『緋き終焉の魔王』と『グレンデル・ゾルガ』の共通点です。
まず一つ目は大きさです。
『グレンデル・ゾルガ』はヴァンの『グレンデル』と比べて一回り大きな体格をしています。
これは『ヴァリマール』と『オルディーネ』よりも一回り大きなサイズになっていた『緋き終焉の魔王』にも共通します。
二つ目は尻尾の存在です。
『グレンデル・ゾルガ』には『グレンデル』にはない鋭い尻尾を持っており、
『緋き終焉の魔王』にもクロウを殺害した凶器である鋭い尻尾があります。
この二つの共通点から『グレンデル・ゾルガ』の力の元である魔核は『緋き終焉の魔王』である可能性があります。
『緋き終焉の魔王』は閃Ⅱで破壊されて以降からは登場していません。
閃Ⅲ終盤にてテスタ=ロッサが復活して以降も『緋き終焉の魔王』にならず通常の機神のままでした。
このことから先の秘術の考察を交えて考えると、一度破壊された折、テスタ=ロッサの中に潜んでいた魔核が同じく核にされていた人物の中に避難したが、消耗していたのかしばらくは活動を休止していたのかも知れない。
その為、閃Ⅲでテスタ=ロッサが復活しても通常の機神のままだったのかと思います。
さて、ここまでの考察を読んで『グレンデル・ゾルガ』の変身者が誰なのか?
黎Ⅱの時点で共和国に居てもおかしくなく、
5柱の魔王の一体の可能性がある『緋き終焉の魔王』に最も近くに居た特別な血筋を持つ人物。
エレボニア帝国元皇太子であり身食らう蛇の執行者No.19 セドリック・ライゼ・アルノール
彼が黎Ⅱにて暗躍する『グレンデル・ゾルガ』の正体だと予想します。
まだまだ考察が続くので一旦ここで切ります。
続きです。
『グレンデル・ゾルガ』の正体がセドリックだと考察しましたが
ここで疑問に思うことがあります。
黎Ⅱにてハーキュリーズを惨殺したとされる『グレンデル・ゾルガ』。
その正体がセドリックだと肝心な動機が不明なのです。
そもそもセドリックが身食らう蛇に身を投じた理由は
大戦を扇動した罪や皇族にしこりを残さない様に贖罪のため帝国を出奔したからであり、
もし共和国でハーキュリーズを惨殺するなどすれば
国際問題に発展してしまい、これを機に共和国と帝国の間で二度目の大戦の引き金になってもおかしくないからである。
こんな事に気付かないほどセドリック自身が暗愚なはずが無いので
帝国を出奔し身食らう蛇の執行者になって以降は、自身の正体を明かさないように細心の注意を払っている筈。
しかし、もし『グレンデル・ゾルガ』の正体がセドリックなら
この様な凶行を起こしてしまう原因は一つ存在する。
それは魔核による影響である。
黎Ⅰにて教団時代にヴァンから魔核を奪ったジェラールは『生まれ変わり』、アルマータの首領になってからも恐怖の為に数々の悲劇を起こしてきた。
恐らくセドリックも自身の中にある魔核の影響で凶行に及んだ可能性がある。
しかし創のエピソードで、シャーリーからのしごきにより正しくなくても前を進む覚悟を決め、
執行者No.19になりオリビエ夫妻の結婚式を遠目から祝っていたセドリックには何かしらの変調はなかった。
自分はこの時点でセドリックは自身の知らない内に魔核に影響されていた可能性があります。
その可能性は執行者のNo.です。
身食らう蛇の執行者のNo.は加入順なっており、創でセドリックが執行者No.19として加入した時点でNo.17のシャーリーとの間にNo.18になった人物がいる事を示唆している。
閃Ⅳの星見の間での会話からセドリックが大型新人として期待されている内容でしたがその中でNo.18の執行者について一切触れていませんでした。
このことからNo.18の執行者はセドリックが執行者候補としてシャーリーの元で訓練していた時期に加入したことが伺えます。
この執行者No.18の人物。
自分はこの人物の正体は『セドリック』、正確には魔核の影響で生まれたもう一人のセドリック『C』。
つまりはセドリックは魔核の影響により知らぬうちに二重人格になってしまった説です。
セドリック二重人格説はあくまで自分の予想ですが、この説を前提に考えるセドリックが執行者として認められた事により説得力を与える事になります。
閃Ⅲ、Ⅳ、創をプレイした軌跡プレイヤはセドリックが執行者として認められた事に成長を感じる一方で疑問を覚える人もいました。
他の執行者達の過去と比べてセドリックの場合は軽く感じてしまうことが原因です。(数々の蛮行やその事に対する贖罪の対応に結社の加入など)
セドリック自身は大戦の煽りや暴走などの罪を闇として捉えているが、七十二体の悪魔を統べる5柱の魔王、そのうちの一体の魔核を所持していると言う爆弾がセドリックの本当の闇ならカンパネルラの言う通り執行者に認められる程の『闇』でしょう。
まだまだ考察が続きそうなので一旦切ります。
コメントありがとうございます。
既出の謎を追うだけで必死でしたが(笑)、新作の目玉である『グレンデル・ゾルガ』についても考察記事を書いてみようと思います。
次の週末にでも…長くなればもう少し伸びるかもしれませんが。
創の軌跡の《C》予想ではセドリックがかなり有力でしたが、今回やっと的中するのでしょうか。
創《C》の正体もそれなりに納得してはいますが、イニシャルがÇと異なるというのはどこかスマートではないと思っていました。
帝国のCとは無関係に自身のイニシャルからそう名乗った、ということでしょうか今回の《C》は。
ただ初代《C》は国外においても有名人だと思われるので、同様に名乗るのはいかにも思わせぶりな気がします。
それでは、また。