サブスク解禁で小松未歩が話題になっています。
トレンド1位からなかなか落ちません。
歌手としては中堅かと思っていたのですが(そうかもしれないけど)、好きな人が多かったんですね。
実は私もそうでした。他の歌手のCDはベスト盤を買うくらいだったのですが、小松未歩のアルバムはほとんど買っていたほどです。
末期の2作だけ、いつか買おうと思っていてそのままになっていました。
というわけで全曲は聴いていないのですが、おすすめの作品を紹介させていただきます。
1位 『謎』
デビュー曲にして、最高セールス(325,850枚)を記録した作品です。
コナンのアニメのオープニングで、1年も流れていました。
昔なら「絶対聞いたことがある」と紹介しても差し支えなかったのですが、発表から20年以上経っています。
この曲を1位とするのは、独自ランキングとしては芸がないとも思ったほどです。しかしぜひ聴いてみてほしいと思い、この順位としました。
当時言われていたことは、多分今もでしょうが…
「歌詞が謎」
2位 『チャンス』
最高セールスは本作かと思っていたのですが、調べてみたところ4位(141,240枚)でした。
えっ、そんなものなの?
収録アルバムのセールスと勘違いしていたのかもしれません。
1st シングル 『謎』 380,280枚
2ndアルバム 『小松未歩 2nd 〜未来〜』 600,900枚
シングル最高『謎』の倍(!)もアルバムが売れていたとは!
オリコンでは自身最高位の3位を記録していたそうです。これも勘違いの理由の一つかも。当時テレビでよく流れていて、耳にも残る曲です。
コナンは見ていなかったので、小松未歩の代表曲は『チャンス』だと思っていました。
おとなしい曲調ながら、パワーのある曲でした。
3位 『氷の上に立つように』
コナンのエンディング曲でした。
曲調としてはオープニング向けのように感じますけど。
売上枚数は162,420枚、『チャンス』より上だったのか…
思えばアップテンポな曲からバラード調のものまで、小松作品は多彩ですね。
4位 『One Side Love』
本曲はアルバムに収録されていません。…多分。
何かで聴いて、CDでも聴きたいと思い、さんざん苦労して探したことをおぼえています。当時はインターネットも普及していませんでしたから。
『氷の上に立つように』のカップリング曲と分かったのは、それを見つけたときでした。
そんなことだと思い、あちこちのレンタル屋を探して回りました。シングルCDまで全部そろえるほどの都会には住んでいませんので。アルバムに収録しないのはひどいと思いました。
5位 『風がそよぐ場所』
小松未歩に注目したきっかけはよく覚えていません。
『謎』や『チャンス』のブームの頃ではなく、初めて買ったのは3rdアルバムでした。
出来としては、1stや2ndの方が粒がそろっていると思います(それらも後から買っています)。
3rdで一番印象に残っているのが本曲です。
歌詞が自然や環境をテーマにしていて、曲調だけでなく歌詞も多彩なのだと思いました。
6位 『願い事ひとつだけ』
『謎』に次いでのセールスを記録しています(294,580枚)。
いい曲ではありますが、それほどのパワーがあったとは思いませんでした。
コナンタイアップとはいえエンディングですし、曲調もおとなしいです。
曲がいいことを前提で言えば、セールスは販売力によるものも大きいのかもしれません。
小松未歩に限らず、当たり前のことなのかもしれませんが。
コナンタイアップの曲が売り上げで突出していたり、事務所の移籍でセールスが落ちるといった傾向が見られます。
このランキングではそういうものにとらわれたくないと思って作っているのですが、いい曲が売れるというのもまた事実であります。
7位 『でも忘れない』
後期の名曲を紹介します。
失恋がテーマですが、曲調といい歌詞といい、妙にさわやかです。
小松作品にはラブソングが多いのですが、ひたすら暗いというのはあまり見受けられません。
どこか前向きな、いい思い出にしましょう、みたいな感じです。そこがよい。
またこの作品に限らないのですが、自然に流れるメロディが心地良いです。
8位 『anybody’s game』
アップテンポな曲で言えば最右翼になるでしょう。
他にもサビから入るような曲はあったかな。
初期の曲はどれもいいです。これも歌詞がかなり謎。
9位 『さよならのかけら』
(自分の中で、当時)どこかで聴いた曲というのは、『謎』『チャンス』そして本曲『さよならのかけら』です。
3rdアルバムの目玉はこっちだったのかもしれません。
残念ながらセールスは激減(58,540枚)、事務所の移籍もこれが原因と思われます。
移籍後も浮上がなかったことから考えると、このあたりが歌手としてピークだったのでしょう。
いい曲だったのになあ…不思議。
9位につけておいてなんですが、それだけ他にもいい曲が多いということなんですよ。
10位 『輝ける星』 『傷あとをたどれば』
2ndシングル『輝ける星』そのカップリングが『傷あとをたどれば』です。
デビュー作『謎』が30万枚を突破する大ヒットにも関わらず、本作の売上は47,850枚と激減。
『さよならのかけら』を下回ります。
ビックリしたでしょうね。
コナンではなく無名アニメのタイアップも原因の一つでしょうが、いや、それがすべてなのか。
曲としては決して悪くはありません。
私としてはカップリングの『傷あとをたどれば』の方が好きです。
まとめ 小松未歩おすすめアルバム
アルバムは1st、2ndを買えばいいです。
さすがに粒がそろっています。
マニアになったら、中後期の名曲を探す楽しみが生まれるという感じで。
とはいえサブスク解禁で話題になっている以上、そうやって聴く人がほとんどになるのでしょうが。
2nd『未来』はどうやら廃盤のようですし。
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