クリアしました!
プレイ時間は110時間程度で、おおむね例年通りのボリューム。
しかしストーリーは例年のぶった切りエンドではなく、きちんと話ををまとめて終わっています。
これには驚きました。
最近の社長インタビューの記事で、記者もそのように話していました。
社長は「それは毒されている」みたいな返答をしていましたが、それはないでしょう…
ストーリーのはなし
新シリーズの冒頭でこれだけしっかりまとめたというのは、『零の軌跡』以来です。
しかしプレイした感触は『空の軌跡3rd』に近いでしょうか。
零は一応区切りのいいところで終わっていたというだけのことで、空3rdのように1作だけで完結しているとはいえない感じでした。
黎も謎は多く残されていてるものの、しかしその謎は別のシリーズで言及することも可能と思わせるものがあり、その点で空3rdに近いと感じました。
本作全体を通してとても満足してはいるのですが、最終章の内容(ゲネシスタワー)が前章(王宮跡)とほとんど同じなのはいただけません。
せめて敵はジェラールとメルキオルだけにすべきで、キレイに退場した他のキャラには出てきてほしくありませんでした。
男性陣は生き返らされたわけですが、女性陣は死んだわけではなかったはずです。どうやって出てきたのでしょう。
いずれにしても、あまりにも野暮というものです。プレイ時間の水増しならば、戦闘シミュレーターのキャラを増やすとかしてくれたほうがよかったですね。
ヴァンは当初謎の多いキャラクターでしたが、おおむね明らかにされたことはよかったと思います。
おかげで作品にいつもの中途半端な印象が残らずにすみました。
一方メアに関してはほとんどが不明だったのですが、それは次回以降のお楽しみということで。
《英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN- 》
The Legend of Heroes: Kuro no Kiseki II -CRIMSON SiN-獣じみた“紅黎い”異形の咆吼と、“何か”を追い求める少年少女との邂逅が、彼らの《軌跡》を逃れられぬ因果へと誘っていく──
2022年秋!PS5/PS4#黎の軌跡 #創の軌跡 #閃の軌跡 #falcom #ファルコム pic.twitter.com/U6mzonKZeW
— 日本ファルコム (@nihonfalcom) January 20, 2022
黎2の情報が早くも発表されました。
1がきれいに終わったとはいえ、2年空けてよい内容とはいえないでしょう。
大変結構なことです。
画像の手前に映っているのは女の子らしいことくらいしか分かりませんでしたが、あれはエレインだそうです。
ファミ通の表紙に新衣装のイラストが描かれていて、それと同じらしいとか。
エレインはお気に入りのキャラなので、とても楽しみです。
バトルシステムのはなし
強いシャードスキルとクラフトは?色々試すのが楽しい!
当初はノーマルなのに難しすぎると大騒ぎしておりました。
しかし攻略本を買ってシャードスキルを意識するようになると、とたんにラクになりました。
戦略面を詰めると、もっとラクになるのでしょう。
リベンジアローはコインバレットとの相性が良くないので、別のキャラに使わせるようにすればよかったかもしれません。
フェリでSクラ3連発できたことがあったのですが、このあたりももっと研究してみたいです。
もっともそんなことをしなくても楽勝だったわけですが。
しかしラスボスは強すぎました!
ジェラールとの差がありすぎです。
強いのはよいのですが攻撃がナマクラなので、こちらが死ぬまで時間がかかることに少し興ざめしました。
インターネットで調べてみると攻略本にも載っていなかった情報が見つかって、かなり奥が深いのだと思いました。
遅延がかなり強いようです。
そういえば攻略本でも敵にターンを回さないという前提で書かれていた節があるのですが、どうやるのか分かりませんでした。
アーツもダメージ量だけで評価するのではなく、付与効果もしっかり確認すべきです。
コメントから頂いた情報では、コバルトカーテンが強いとのことでした。
おかげでとにかく死ななくなりました。パーティーは4人もいらない、3人でもいけるな、と思ったのは初めてです(笑)
アークフェザーは必須スキルですね。こちらもコメントからの情報ですが。これもダメージ以上に遅延効果付与が大きいと思われます。
バトルシステム改善要望
前作あたりからアーツの弱点属性を知らせてくれるようになりましたが、もっと充実させて下さい。
特定属性の駆動時間を短縮したり威力を増幅するクオーツがありますが、これらの効果を受けるアーツもお知らせしてほしいのです。
自キャラなのだから覚えておいてもよさそうなものですが、今回はクオーツを何度も交換したので覚えるのが結構面倒でした。
文字やアイコンが見にくいということはこれまでも言ってきましたが、バトルにおいても気になります。
側面背面特攻のアイコンが、他の情報に混じってしまって見にくいです。
シャードスキルの属性値が不足している場合に赤で表示されますが、数値が読めません。
行動順が分かりづらいという意見はすでにメーカーにも伝わっているようです。
せめて最初から順番をふっておくべきでした。L2を押さないと表示されないのはおかしいですし、これもまた見にくい。
そもそも行動順を横表示にしたのは特に何かを意図したわけでもなさそうなので、次回作では過去のシステムに戻されるかもしれません。
そういえばギフトスティールも使いづらかったです。
このシステムは、やはりSクラで割り込んでATボーナスを奪うのが気持ちいいです。
今作ではCPが100あってもブーストゲージが2本ないと発動しなくなったのですが、これもいかがなものでしょうか。
複数キャラでCPが100以上の状態であっても、誰か一人がSクラを使ってブーストゲージを消費してしまうと他のキャラが使えなくなってしまうことがあります。
その上、今作のSクラは全体攻撃でないものもあるようです。
分かりにくくてテンポが悪いだけです。
ブースト、そしてスクラムの効果が実感できるほどではないので、もっと強くしてもよいと思います。
その他システム面のはなし
文句が多くて恐縮ですが、もう少し。
3Dマップの視点は自動的に最適な位置に合わせていただきたい。
特に移動中は絶対にフカンやアオリのアングルにしてはいけません。
どこへ向かっているのか分からないではないですか。
メイン画面よりミニマップばかり視点が向いてしまいましたが、せっかくのきれいなグラフィックがもったいない。
以前セリフはフキダシにしたほうが視点が分断されないということを書きましたが、先日見た零碧の動画ではそうなっていました。
なぜ零碧の動画を見たのかといいますと…
社長インタビューの「アーネストの言ったことの謎はまだ明かされていない」というくだりが気になったからです。
アーネストが何者かすら完全に忘れていましたが…
本作では久々にD∴G教団にスポットがあたりました。
ゼムリア世界は「枷」によって魔界から隔絶されているが、同時に住人に世界の秘密を認識させないように働きかけているようです。
盟主の言っていた世界の終わりとは、
枷が外れ、本作で初登場した概念「汎魔化」が広がるということ
ではないでしょうか。
「ゼムリア世界は何らかの実験場で、真の世界の崩壊を回避することがその目的」というような予想をしたこともありましたが、どうなのでしょう。
ここへ来てようやく気づいたのですが、七耀石とはイースにおけるクレリア(銀)あるいは黒真珠であり、魔の元凶でもあるのではないかということです。
そしてこれもまた今頃気づいたのですが、なぜ魔獣が当たり前のように徘徊しているのでしょう。
いや、空の軌跡の頃は当たり前だったのですが。RPGの文法のようなものだったので。
しかし現在のように近代文明が発達した世界で、あのような魔獣が駆逐されずに徘徊している状況というのは違和感がないでもありません。
枷が封じることができるのは大物の魔獣(あるいは悪魔)だけで、ザコの魔獣は行き来できるということなのかもしれません。
そういえば昔の漫画でこの設定は見たことがあります。
教会における過去の記録と現実に齟齬がある、という話もあったような。これも大変気になります。
これもまた昔の漫画で見たことがあるような気がします。
真の世界は魔界で、現在のゼムリア世界は何らかの形で隔絶された世界なのでしょう。
そしてこれが「可能世界」と呼ばれているとようです。
かなり脱線してしまいました。話を戻します。
零碧は強化の残りターン数がアイコンのスミに表示されていたりして、分かりやすく見やすいものでした。
本作ではシステムが一新されましたが、よいものは残しておいてほしいですね。
敵のSクラもスキップできるようにしましょうよ。
味方もSクラと高位アーツだけではなく、全てできるようにして下さい。
最初はスキップが一切できなかったことに驚かされました。
ロード時間の改善のアップデートは、とうとうプレイ中には間に合いませんでした。
かなりのスローペースで遊んだつもりだったのですが。
我慢できないほどではなかったですが、さすがに次回作では改善されると信じております。
未解決のクエストがある場合は知らせてほしいです。
毎回「ここから先に進むとクエストは消滅します」という案内は出るのですが、解決していても文言は変わりません。
だから解決したつもりでいると、気づかず進めてしまうのです。確認を怠ったのが悪いのですが、不親切だとは思います。
1つだけ未解決のクエストをうっかり残したまま進めてしまい、コンプリートのごほうびのクオーツを取り損ねてしまいました。クヤシー
Sクラのカットインが削除されたことに不満の意見が寄せられているようですが、私は気になりませんでした。
別になくてもよいと思うのですが。いや、気にならないのはスキップしているからか(笑)
さいごに
かなり辛口で書いてしまいました。
それでもこれで全部ではないと思いますが。
Sクラのスキップすら当初はできなかったというあたり、かなりの過密スケジュールだったことがうかがえます。
(まさかせっかく作ったのだから何度でも見てほしいという制作サイドの希望だったとか?それはムリというものです。)
取りあげた数々の不満も、新規のシステムの立ち上げにあたって荒いところが生じるのはやむを得ないと分かった上でのことです。
ですから、もう次はプレイしないということでは決してありません。
むしろ久しぶりに続きが楽しみなシリーズとなりました。
ヴァンとエレインがとても気に入ったので、この二人の今後がとても楽しみなのです。
バトルに関しても、攻略本まで買ってしまいました。
今まではストーリーと音楽をおもに楽しんできたのですが、今回はキャラメイクにもかなり時間を注ぎました。
十分なクオーツがそろう前にゲームが終わってしまったのですが、次回作では各キャラの性能を完全に引き出せるようになっていてほしいです。、
コメント
コメント一覧 (2件)
黎の軌跡Ⅱの公式サイトや情報等が上がってますが、このサイトでは黎の軌跡Ⅱの記事は書かないのでしょうか?
コメントありがとうございます。
楽しみにはしていたものの、書く時間がありませんでした。
ゴールデンウイークに入りましたので、この期間に書いていこうと思います。