エンディングに対するこだわりや今後の展望までも伺った「英雄伝説 閃の軌跡IV」近藤プロデューサーインタビュー(後編)
リィンがパートナーを選べるようにしたことは、やはり制作の負担が大きかったようです。
インタビューで言っていた、正解は無いというのはその通りで、それならばリィンのパートナーは一人に絞ってもよかったはずです。
それにもかかわらず今回のシステムを選択したわけですが、その労はねぎらいたいと思います。
これはこれで面白かったからです。
全キャラのイベントを見てしまいました。
しかし次回作では、一人に絞ったものを見てみたいです。
零碧も同じシステムだったので、長く続いているということもあります。
どちらが良いというのではなく、一長一短ということです。
空の軌跡でヨシュアがクローゼやシェラザード、ティータたちを選べるようにしたら、作品のテーマすら変わりかねません。
ユーザーが好きなキャラクターはみんなバラバラなので、閃の軌跡のシステムは各人の要望に応えられるものではありました。
しかし制作の負担が高いというデメリットがあります。
一人に絞れば、制作の負担が低いというメリットもあります。
また自由度の高さと両立できない要素もあると思います。
空の軌跡はそれに応えたものでした。
ヨシュアでは女の子を選べませんでしたが、リィンと比べて人物像が明確になったと思います。
絆イベントは好きだったのですが、女の子を選ばなければならないとなると、全部を見ることはできません。
全部を見たいので、それなら女の子は固定でもいいと思っています。
私はアルティナを選択しましたが、みんないい子だと思っているので、一人を選ぶことにそれほどこだわっているわけでもありませんでした。
そういう人も多いのではないでしょうか。
そもそも、必ずしも女の子とくっつけることもないのかもしれません。
もうやり尽くした感もあります。
アガットやヨシュアの、レーヴェとのエピソードは大好きでした。
硬派な路線もいいのではないでしょうか。
ノーマルエンドとトゥルーエンドについて
いきなりのトゥルーと、ノーマルを見てからのトゥルーとの違いが、いまだによく分かりません。
クロウとミリアムが生き返った結末には、私は賛成です。
最初は見込み無しという感じだったので、そのままというのも悪くはないけど、やはり少し芸がないでしょう。
でもあるいは、とも思っていたので、期待に応えてくれたことは嬉しかったです。
生き返った理由も、まあ納得がいくものでした。
閃の軌跡マガジンで至宝の力の解説がありましたが、それは作中で説明がないと少し分かりづらいのではないでしょうか。
オズボーン、アリアンロード、ルドガー、ヴァリマールたちとの別れがあったので、それで十分というのもそのとおりだと思いました。
途中までクロウとミリアムについては決めていなかったというのも、なるほどという感じです。
プレイしていて予想できませんでしたから。
そういう作り方は、今後のシリーズでも引き継いでほしいです。
ゲームブックとは懐かしいです。
今もあるのでしょうか。
私はこういう本を読んでいました。
プレミア価格が3万円になっています(笑)
学研のこのシリーズは、スパイ、タイムトンネル、幽霊屋敷探検などテーマが豊富でした。
軌跡シリーズでもやってみたらどうでしょう。
ゲームで描ききれない部分があるというのはしばしば聞きましたが、
補完部分をでゲームブックを展開するというのも面白いと思います。
クエストを増やしすぎると、テンポが悪くなることもあり得ます。
特に閃4ではそう感じることが多かったです。
空の軌跡ではレーヴェ外伝の漫画がありましたが、ああいうのもいいですね。
世界に奥行が生まれてよいと思います。
新作について
今年は15周年だったのですね。
これは何かありそうです。
やはり『那由多の軌跡』のリメイクが濃厚と感じます。
軌跡シリーズ新作の発売日を、最新社長インタビューから予想する
ここでも書きましたが、本編との関連が無いのであれば興を削がれます。
出すのであれば、クレハが盟主だと明確に謳ったもので作り直して欲しいです。
新規客を意識しているようですが、既存客が気になるのは過去作の謎に関することです。
並行してやっていきたいとのことですが、いっそ2本出してくれてもいいです。
大作志向にこだわらず、小粒でも発売ペースを上げて欲しいです。
3月に何かの情報が出ると、どこかで見たような気がします。
閃4が出てそれほどたっていないというのに、これは予想できませんでした。
これからも期待します。
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