将棋の初心者が、序盤に心がけるべきことは?

定跡を本で覚えればよいと思います

最初からあれもこれも覚えられないので、
実戦で再現できる可能性の高いものを選んだ方がよいです。

せっかく本で覚えても、相手がその通り来なければ、
勉強した手ごたえを感じられないと思うからです。

勉強を始めた当初は、これをかなりおそれた記憶があります。

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駒組が分かりやすいのは、振り飛車です。

飛車は左に、王様は右に移動させます。
その後は王様に金銀をくっつけて守ります。

美濃囲いでよいでしょう。
形が分かりやすいので、すぐに覚えられます。
または穴熊という囲い方もあります。

そうして相手の攻めに備えます。
振り飛車は駒組が分かりやすいのは良いのですが、
自分から攻めることが難しい戦法です。

自分から攻めたいなら、飛車は最初の位置のまま、
王様を左へ移動させて守ります。
これを振り飛車に対して、居飛車といいます。
覚えることは、振り飛車より多くなります。

居飛車は飛車角の利きの位置が一致していて、
攻めることが出来る形です。

振り飛車の飛車角の利きは、こうです。


その代わり、玉の固さは相手を上回るということです。

どちらを選んでも構いません。
まず自分の望む形を覚えればよいと思います。
その後にどう指すかは、相手側の駒組によって変わります。
それは少しずつ本で覚えたり、自分で考えればよいでしょう。

本を読むと、手順の暗記になりがちです。
私がそうでした。

本には載っていないかもしれない、
あるいは自分で気づいた、序盤の考え方を述べてみます。
参考になれば幸いです。

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相手と同じ手を指せば、少なくとも大きく不利にはならない

相手と全く同じ手を指す、そういう定跡もあります。
しかしここで言いたいのは、もっと広い意味で、
相手と同じ意味合いの手、相手とバランスが取れる手ということです。

相手が歩を突いたら、こちらも突く。

その場所は同じでなくてもよいです。

銀を上がったら、こちらも上がる。
玉を囲おうとしたら、こちらもそうする。

囲う場所は同じでなくてもよいです。

先ほどの居飛車振り飛車の話で言えば、
相手が攻めようとしてきたら、こちらは玉を囲う準備を始める。

相手とバランスをとるように指すということです。

駒損をするな

当たり前のことですが、心がけていないと意外とできないことです。
初段くらいでも、おろそかになっていることもあるようです。

たとえば飛車を成れれば、銀を損しても気にしない。
バランスをとるという意味では、それでいい場合もあります。
しかし乱暴に指してはいけません。

「覚えたての頃は、まず駒を損しないことだけを考えるべき」
以前にこう言われました。
私が将棋を始めた時、最初に教わったことがこれです。

それは上達しても変わることのない、将棋の基本です。

攻める前に玉を囲おう

これも有段者でもやらない人が結構いるようです。
いきなり速攻を仕掛けて、あわよくばそのまま潰してしまおうという考えです。
なまじそれでうまくいくと、もうやめられないということなのでしょうか。

そういう展開は流れが激しいので、
相手が一手間違えただけでも、うまくいくことはあるかもしれません。

しかし将棋は基本的に、突然優勢になることはありません。
無理をすれば、自分が不利になります。
攻められる側から見れば、こちらは何もしていないのに、
勝手に優勢になるということです。

将棋は攻めた側が優勢と思われがちですが、そんなことはないです。
攻めても受けても互角です。
相手が無理な攻めをしてくれば、ちゃんと受ければ逆に優勢になります。

玉を囲わないうちに攻めてはいけない理由は、
攻めれば必ず反撃が来るからです。

あしたのジョーで、ホセメンドーサと戦うとき、
段平のおっちゃんがジョーにアドバイスします。
「いかに完璧なボクサーでも、攻めに転じれば必ず隙が生ずる」と。

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私が将棋を始めたころのことを振り返ろうと思います

子供のころから指していましたが、ルールは本で覚えました。
あとは友人との実戦だけでした。
定跡も詰将棋も、やった覚えはありません。

小学校高学年でしたが、他の仲間もそんな感じで、勉強などしませんでした。
それで勝ったり負けたりで、十分楽しめました。

大人になって、近所の将棋クラブを訪ねました。
ここからが将棋を本格的に趣味にしたといえます。

四段の席主と飛車落ちで指して、負けました。
負けなしだったら逆にどうしようと思いながら訪ねたので(笑)
ビックリしたことを覚えています。
棋力は5級くらいと言われました。

序盤にどうするかに絞って話をすると、結論からいえば
本で形だけ覚えて、四間飛車、美濃囲いに、まず組みました。

こういう人はとても多いと思います。
それ以外の戦型だと、なかなか本の通りになりません。
相手が振り飛車にしてきたら、自分は逆の形に組めばいいです。
本で読んだことは無駄になりません。

そこから先は、実戦に出てきた手を本で探して補足するというやり方でした。
本を1冊でも丸々ものにするのは、今でも並大抵のことではないですから。

結局四間飛車は、定跡も満足に覚えないうちにやめました。
自分から攻められないからです。

次に覚えたのが、今でも得意戦法の「メリケン向かい飛車」です。
これは自分から攻めていけるし、ほとんど本の手順通りに進みます。

こういう戦法を見つけて、本の通りに指すのが、
序盤の一番良い勉強方法だと思います。

本の通りにならなければ、潔くあきらめましょう。
ある程度割り切る必要はあります。
少しずつ知識を増やしていけばよいです。
手順変化の少ない戦法を最初に選んでください。

居飛車は覚えることが多くなるので、
私は振り飛車をすすめます。

その中でも攻めることが出来る振り飛車、
先ほどのメリケン向かい飛車以外だと、
石田流三間飛車はいいと思います。

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コメント

  1. 将棋民 より:

    ただの揚げ足取り?ですが、書いた文章は読み返されたのでしょうか?
    以下の文章が不明瞭だったので。

    「玉の囲いは金銀3枚」と格言にありますが、
    その場合、金銀3枚を使わないということになります。

    羽生さんはいつか、何の機会だったか将棋は初形が一番良い形と言っていたのを覚えています。玉の前三方向の先の歩には紐がついておらず、飛車は横効きと対象に縦には一マスも動けず角はそもそも動けない初形なので、羽生さんの言葉の意味を(記憶違いでなければ)理解するのは難しいですが。。
    何事もバランスなので金銀が左右に分断されている→少なくとも美濃崩しを食らう時の美濃囲いよりも、攻めてきた方の金銀は守りに働く、など結局は言い換えて何とでも言えそうな気がします(吊るし桂はありますが)。 勿論、王様を囲う方が居玉で攻めるより遥かに勝ちやすいのは言わずもがなですね。

    駄コメ失礼しました。