創の軌跡感想リィンルート第2回 もうひとりのリィンは閃4ノーマルルートから移ってきたのか?

 

プレイ時間44時間でラストダンジョン出現まで来ました。

現時点でのリィンルートの感想を書きます。ロイドルートに他の2ルートが合流しているので、他のルートにも言及するかもしれません。

目次

「計画」とは「技術的特異点」を克服するための「限定式収束未来演算」か?

「技術的特異点」を超えるとよくも悪くも人間社会は変わる、というセリフがありました。

一般向けの用語解説でもそのように説明されていて、西暦2045年には人間とAIの役割が入れ替わるとの話があります。

初っ端から余談で恐縮ですが、これはリアルな実感があります。

近年まで将棋のプロ棋士がAIと勝負するという企画があったのですが、私は機械が勝つのは相当厳しいと思っていました。

しかし周知の通り、その予測は見事にひっくり返されました。

多くのプロ棋士ですら私と同じような予測をしていたのですから、私が外すのは無理からぬことなのかもしれませんが。

ただプロ棋士が予測を求められて回答したのは、1996年版の『将棋年鑑』で、20年以上前のことになります。

羽生名人は「2015年、将棋でコンピュータが人間に勝つ日が来る」と回答していることに驚かされます。それに準じる時期の回答をしたのが、羽生名人に先んじて永世名人となった、羽生と同期の森内名人です。

いつかはプロも負けるかもね、という回答は他にもありましたが、リアルに予感していた棋士は羽生と森内だけでした。

全体的な傾向として、トップに近い棋士ほどAIへの畏怖を感じていたというのが興味深かったです。

女流や引退棋士らとの対局を経て、AIが現役のプロ棋士を破ったのは2013年のことでした。

さすがに直近になってからは実感する者も増えてきたのでしょうが、私はまだ認められませんでした。

思い知ったのは、名人挑戦者決定リーグである順位戦A級に在籍している棋士が敗れた時です。

大学のパソコンを100台だったか連結するというエゲツない条件でしたが、それでもさすがにA級棋士が敗れることはないと思っていました。

ここまで見せつけられないと理解できない私は、相当鈍いといえます。将棋の友人はAIが勝つに決まっていると言っていましたから。「疲れずにいくらでも読めるから」という素直な理由でした。

AIが人間の頭脳に取って代わるはずはないと思いこんでいる人は、過去の自分を見るようです(笑)

 

さて軌跡シリーズにおいてのシンギュラリティですが、それはよくも悪くもという話ではなく、世界の破滅でしかないように思われます。

 

「永劫回帰計画」「バベル計画」というのは、それを回避するためのものではないでしょうか。

 

「限定式収束未来演算」とは、「定めた条件において(限定)の未来の予測」ということでよいでしょう。

「計画」は、破滅を回避できる「条件」を探るものなのかもしれません。

これについては込み入った内容になりそうなので、クリア後に検証するつもりです。

 

「条件」を設定できるのがリィンではなくロイドでなければならない理由は?

ラピスが「条件」として指名したのはロイドでした。

これには少し意外に感じました。ロイドも主人公の一人ではありますが、リィンではなぜダメなのでしょうか。

リィンを条件として未来を予測しても、閃4のノーマルエンドみたいになってしまうとか?あれは大地の聖獣という条件?が加わり、破滅は回避されました。

「条件」とは「解析の対象」ともいえるようです。

リィンの可能性を計算し尽くしても目的とする未来は到達しないということでしょうが、それも理由があるのでしょう。

というより、「ロイドでなければならない理由」ですね。

創の軌跡感想ロイドルート第2回 技術的特異点(シンギュラリティ)について

もうひとりのリィンは何者?

彼は他の連中のニセモノのような「人形」とは異なるように感じています。

彼はリィンの本物に見えました。

発売前に予想されていたようなノーマルリィンの可能性もあります。

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クロウに対して、彼が生き残る「可能性」があったことを喜んでいました。

これは気になります。

別の可能性であったノーマルエンドのリィンから見た、別の可能性が現実となったトゥルールートを見ての感想なのでしょうか。それを理解しているというのも、別の疑問としてあります。

悪意はなさそうに思われます。しかし本物のリィンと戦闘したということは、彼には他者に伝えられない目的があるのでしょう。

 

本物のリィンというとややこしいですね。まだ予想とはいえどちらも本物ですから。

そういえばエリゼがリィンに手助けをしたいと申し入れたとき、彼女の熱心さに折れて受け入れるという一節がありました。

その時のアッシュとアルティナのやり取りが笑えました。

アッシュ「ククク…シュバルツァーの負けだな。」

アルティナ「どちらもシュバルツァーですが。」

 

ついでに笑えたリィンルートのエピソードは、メカみっしいの不幸な過去について語り合うあたりでした。

マインツでのロイドとランディの語り合いのようなノリで、悲しげなBGMもかかっていました。

しかしこちらの相手はみっしいですよ。どう受け取ればよいものなのか。

セリーヌの「えっ・・・と」という反応が正しいのでしょう。私も苦笑いしながら「何これ?」と思いました。こういうボケたギャグをやりつつも、一方では「限定式収束未来演算」ですよ(笑)

さて、今のところの彼はノーマルエンドのリィンだとしか思えません、だとすれば、どうやってこちらのルートへ移ってきたのかが気になります。

創の軌跡感想ロイドルート第2回 技術的特異点(シンギュラリティ)について

 

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