創の軌跡考察『創まりの先へ』が示す次回作への伏線とは?

追憶の扉の新エピソードが先日のアップデートで追加されました。

内容は皆が望んでいた次回作への導入です。しかも3本!!!とてもうれしかったです。

この大盤振る舞いは、ノベル形式で制作の負担も比較的小さかったゆえのことでしょう。

しかし手抜きとは全く思いません。モノクロの挿絵がとてもよかったです。今後のアップデートは小粒でもかまいません。次回作への関心をつなぐためにも、同様のノベルを少しずつでも加えていってもらいたいです。

各エピソードについて思うことを書いていきます。

冒頭文では「これは正史とは限らない」みたいなことを伝えています。

妙にもったいぶると思いましたが、これはおそらく制作の都合で設定を変更せざるを得ない場合の保険でしょう(笑)

目次

もう一つの温泉郷

カルバードの領地については、既出の国家との境界しか判明していません。カルバードの東端がこのエピソードの舞台となっていますが、どのあたりになるのでしょうね。

風景、地名からして、まるっきり中国がモデルです。

リベールのモデルはスイスとタイとのことでしたが、実際にプレイしてみると別の国の要素も感じるかもしれません。

閃の軌跡4考察 カルバード共和国 モデルとなった国家は?

なおエレボニアはドイツとロシア、アルテリアはバチカンでしょう。

さて、カルバードのここより東がどうなっているのかも気になります。崩壊が進んでいるということでしたが、すでにここまで迫ってきているのでしょうか。

作中では切迫感が全くありませんでしたし、カルバードは思ったよりかなり大陸の中央にありました。崩壊はまだここまでは来ていないのでしょう。

日本がモデルと思われる島については、いずれ描かれることになるはずです。あまりにも思わせぶりですから。あと南の諸島群も気になります。

このエピソードが伝えようとしたのはリィンについてではなく、忍者集団の存在でしょう。

リィン視点で伝えるのが、もっとも分かりやすいという判断だったのだと思います。本人も「今後関わるのは別人だろう」というようなことを言っていました。

「姫」というのがアリアンロードの後任ではないか、と思いました。

ただ強いことは強いのでしょうが、リィンを大きく凌ぐものとまでは感じませんでした。せいぜいリィンに追い越されまいかとヒヤヒヤしているアリオスレベルではないかと。

そういえばオーレリアもそのようなことを言っていましたか。「姫」が彼女レベルであれば、それは大したものです。得物ではオーレリアよりいいものを持っているようでしたし。

重要なのは強さではなく、彼らの今後の立場です。

リィンとぶつかったので、敵方に回る公算が大きいとは思われます。そういえば八葉一刀と袂を分かったということでした。

姫がいるからには「殿」がいるわけで、そちらも重要です。

その殿が結社の使徒ということは十分あり得ると思えてきました。5柱あたりでしょうか。

そうなると八葉一刀の新キャラも出てくるかもしれません。一番弟子あたりが気になりますが、時期的なことを考えるとおっさんでしょうか?

メインキャラに据えるなら若手が使い勝手がよいはずですが、弟子はリィンが最後と言っていました。

いずれにしても、ユン老師は出てくることでしょう。八葉一刀周辺のエピソードは新シリーズでしっかり描かれることになると思います。

「姫」と対抗するためにも、若手の剣士が欲しいですね。

リィンと同年代の兄弟弟子はいるかもしれません。アネラス以来の女の子でもよいかとも思ったのですが、姫相手に女の子同士で戦うのも物足りないですか。

ある少女の学園生活

レンが美人さんになっていて、これはいいですね!

そういえば閃でもクラスチェンジがありましたか。声優さんの交代も伴ったものでしたが、意外とインパクトは小さかったような。

もう1回出来ますよ。旧7組の女性陣は、学生時代より今の方が華やかですから。20代のレンも、これまた楽しみです。

今回はザコが相手でしたが、レンの強さを感じたのは空SC以来のことです。開幕Sクラ(即死効果付)で全滅させられた時は、腰を抜かしたものです(笑)

重要なのは記者ディンゴの正体です。何者なのでしょう。

レンが執行者であることを、記者としての調査能力で知り得たというのも考えづらいです。レンの言及は何もありませんでしたが、だからといって結社の人物ではないとも言い切れません。むしろ可能性は高いと考えます。

結社の使徒も全員のセリフが出てきて、およその人物像は予想できるようになりました。近いのは4柱(=『破戒』)ですが、どうなのでしょう。

ただ、レンが記者のことを知ったのはグレイスの紹介とあります。彼の正体を知ったのは、その後という可能性もあります。そうでなければ、グレイスも曲者に思えてきます。

曲者といえば、今回キリカの暗躍もあったようです。もともと怪しい感じではありましたので、特に驚きはありませんでしたが。帝国におけるアイアンブリードのような役回りなのでしょう。

そして、乙女は剣を手に進み続ける

次回作の主人公とすら思わせる扱いでしたが、どうもしっくりこないと思うのは私だけでしょうか。

年齢はいくつなのでしょうか。

サラと並ぶ最年少とのことですから、そこそこおばさんのはずです。いや、サラがA級になったのっていつでしたっけ?

いずれにしても、彼女は高校を出てからかなり経っているとのことです。

「剣の乙女」からは「氷の乙女」クレアを思い出してしまいます。30前になって「乙女」はないという話は1回だけなら笑えたのですが、繰り返すとちょっと切ない感じがしました…

もうひとつ、モデルや女優の引き合いがあるという点も、主人公にはそぐわないと感じるのです。

女性主人公というのは悪くないのですが、やはりユーザーと等身大のキャラクターであるべきだと思いますので。

まだありました。本命のオトコがいるようです。

これまでのように、美少女の群れから自分の好みを選別するようなことは出来なくなりました。

もうその路線は転換してキャラクターを絞るというのであれば、問題ではありません。ユーザーの好みではなくキャラクターの好みを描くこととは、むしろ望むものであります。

しかし、女性を主人公にして男性への想いを描くというのはいただけません。

ユーザーとキャラクターは別物だと思いつつも、ある程度は反映されるべきです。そうでなくてはストーリーに感情移入できませんから。

漫画に例えてみます。男性が主人公の少女漫画というものは、ほとんどないはずです。なぜなら主人公に自分をある程度投影させながらストーリーを追うものだからです。

逆のほうが分かりやすいですか。女性を主人公にした少年向けの恋愛マンガというものはないのです。

軌跡シリーズのユーザーは男性がほとんどということを前提に書いてしまいましたが、しかし実際そうだと思います。

女性ユーザーからみて、たくさんの女に色目を使うロイドやリィンはどのように写っているのでしょう。絆オベントはやり込み要素でしかないのですから、嫌と思うならそのような行動をとらないだけのことかもしれません。

そう割り切れれば何も問題はありませんが、その上で書かせて頂きます。

男性ユーザーの私としては、女性を主人公にしてたくさんの男に色目を使うなんてまっぴらです。

また女同士の友情というのも見たいとは思いません。なお男性全員がそうであるかは分からないのですが、女の友情は見たくないのですが男のそれは見たいのです。

なんだかんだ書きましたが、結局女性視点でストーリーを追いたくないというだけのことでしたか。

空の軌跡はエステルが主人公かと思っていましたが、今にして思えばヨシュアとの2人主人公だったのでしょう。

彼ら2人の視点でストーリーを追っていたのです。次回作が2人主人公ということであれば、今回の彼女も主人公であるということは認めてもよいです。

エピソードについては、特に見るべきものはなかったと思います。

スウィンたちの属していたのは、やはり悪の組織に思えます。ただ結社同様、それは一面でしかない可能性もありますが。

以前は古代遺物の悪用を目的としていると予想しましたが、共和国の1機関である可能性もあるでしょうか。

あるいは盟主と新大統領を仲介したのが、そこなのか。ミラ次第で動くとのことでしたから、そこは悪の組織らしいです。

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コメント

コメント一覧 (8件)

  • 剣の乙女は21から22歳位じゃないですかね
    サラ教官が初登場の閃1では25歳なのでそれ以下なのは確定ですね。
    あと多分最後のほうの文章見る限り彼女は恐らく主人公ではないかと。いつか現れる本物の英雄に並び立てるようになれるように的なこと言ってたんで、その文の時に出てきた男が主人公じゃないですかね。ダブル主人公かもしれないですけど。

    • コメントありがとうございます。

      最年少タイとのことですから、サラがA級に昇格した時の年齢が分かればよかったのですけど・・・

      調べてみたのですが、ハッキリとは分かりませんでした。
      《帝国ギルド連続襲撃事件》が起きたのが2年前。以降活動は中断していたので、この時点でサラはすでにA級入りしていたはずです。
      少なくとも18歳までは猟兵をやっていたようなので、確かに21から22あたりに絞れそうです。

      最初に気になったのですが年齢だったのですが、サラの名前が出てきて彼女と同年代と勘違いをしていたようです。
      共通点は最年少でA級入りしたということだけです。

      現在の年齢は旧7組とそう変わりないのでしょう。だとすれば次回作の主人公になるというのは考えられます。
      幼馴染の男かもしれませんが、彼女と組んで行動するとなると絆イベントで他の女性キャラを選びづらくなるような・・・
      ドラクエ5で別の女性を選ぶと、正妻キャラのものすごく落ちぶれた末路が描かれるらしいです(笑)

  • 私はやはりエレインの幼馴染が主人公ではないかと
    たぶんエレインの横にたってる男なんだと思いますが
    なんだか意味深げに見えますね
    ただ黒髪で性格が朴念仁・・まんまリィンではないかと
    不安ですが・・だってロイドとリィンって性格似すぎてるのも
    気になってましたからね
    だから私はエレインは次回作のヒロインだと思います

    • コメントありがとうございます。

      エレインの幼馴染の男についてですが、彼は怪しげな仕事に就いているとのことです。

      黒月あるいは謎の暗殺組織のメンバーとも思ったのですが、読み返してみると夢破れて故郷に出戻って来た人物のように感じました。
      だとすれば主人公という感じではないですし、いずれにしてもエレインが主導権を握ることになりそうです。
      男の方の人物像を、もっと知りたいところです。

      クロスストーリーシステムが継続採用ということにあれば、複数の主人公ということになるでしょう。
      その場合でも、エレインは主人公の一人にはなると思います。

  • 『創まりの先へ』、色々と情報が入ってきましたね。

    『もうひとつの温泉郷』
    八葉一刀流に関係する『姫』なる人物。
    彼女の存在から考えて次回作でも新たな八葉一刀流に関するキャラが登場するのは間違いないかと。
    そして『姫』とその忍者集団がどのような形で次回作に出てくるのか予想がつきませんね。

    『ある少女の学園生活』
    まさかレンが次回作でも登場確定なのは嬉しい朗報です。
    ますます魅力的になっていく彼女の活躍にも期待大です。
    そして新キャラ『記者ディンゴ』。
    曲者とも思える人物ですが、共和国編での記者キャラとしての今後の活躍に注目です。
    このエピソードで気になるのはロックスミス機関の一員であったキリカが
    グラムハート大統領の政権下ではどのような立ち位置になっているのか気になるところ。
    グラムハートが大統領になったことでCIDが方針が変わったように
    ロックスミス機関もどうなってしまったのかも気になります。

    『そして、乙女は剣を手に進み続ける』
    このエピソードが追加される前は共和国編のイメージボードに描かれていたアドル似のキャラが主人公かと思っていましたが、
    今回のエピソードを見て共和国編から新規になるなら
    原点回帰として彼女が主人公でもいいかなっと思っていました。
    ですが令和太郎さんの記事を読んでなるほどと思い、彼女と裏で動く幼馴染の二人が主人公ならある意味原点回帰にもなりますし良いと思いました。
    共和国編からは結社の代わりにミラ次第で動く暗殺組織が敵として出てきそうですが
    元ネタから考えてかなり大規模な組織相手にどのように立ち向かっていくのか。

    共和国編からはレンは登場確定ですが、後はどのようなキャラが登場するか予想する記事が出てきたら是非とも自分が考える登場キャラの予想をコメントに書きたいですね。

    • コメントありがとうございます。

      忍者集団には雇い主がいるようです。それはリィンを警戒対象にしている、ということしか分かっていません。
      同時に八葉一刀流に対して、私的な事情も持ち合わせています。

      彼らの依頼主が何者かということがポイントですが、「姫」というのが結社使徒第7柱の後任候補と予想しています。

      キリカの所属についてですが、エピソードを読み返してみたところ、彼女はロックスミク機関からそのままCIDに移籍したのだと思いました。
      24TWENTY-FOURの大統領はしょっちゅう交代しますが、ジャックバウアーがやることは変わらないようなものでしょうか(笑)
      新大統領が怪しげなだけに、何か思うところもありそうなものですけど。

      共和国編のイメージボードというのは知らないのですが、創のオマケのカレンダーに載っていた長髪を束ねた男のことでしょうか。
      クロスストーリーシステムが継続採用ということになれば、そのキャラも主人公候補かもしれないですね。

      今後のキャラクターの予想については、もう少し情報が欲しいところです。

      現時点で考えられるのは、こちらの記事に書きました。

      https://marugoon.com/kiseki-new/
      創の軌跡の次は?シリーズ次回作の登場キャラクターを予想する

      シリーズの折り返しに入ってくるので、新キャラは既存のいずれかの組織に属する人物になるのではないでしょうか。
      というより、そうであって欲しいです。もう理解が追いつきませんから(笑)

      特に結社の未登場のメンバーに関しては、最優先で出して欲しいと思っています。
      しかし忍者集団、暗殺組織、CIDと、どんどん新しい要素ばかりが追加されて来ています。

      次回作の発売まで、(特に追憶の石版の)アップデートを定期的にやってくれるとよいのですが。

      • 自分としては次のアップデートでは『クロスベル再事変』裏での結社(ノバルティス以外)の行動が知りたいですね。
        ヴィータがギルバートら強化猟兵部隊を援軍として召喚した際に
        暇な連中を呼んできたっと言ってましたが
        では逆に暇ではない連中は何をしていたのか?
        使徒は次の計画の準備もあると思いますし、他執行者も自由意志での行動もありますからクロスベルでの事件に関わる理由はありませんが、
        執行者になったばかりのセドリックは一体何をしていたのか?
        偽物とはいえルーファスが起こした『クロスベル再事変』に対して何も行動を起こさなかったことに疑問が出ますね。

        • 創の軌跡はパッケージイラストが盟主だったので楽しみにしていました。
          しかし盟主どころか、結社の情報はほとんど出てきませんでした。

          ラスボスがデミウルゴスだったので、マリアベルは出せたはずだと思いました。
          彼女が今何を目的にしているのか分かりませんが。

          マクバーンと盟主に関しても、そろそろ目的を明らかにしてもよさそうなものです。

          盟主の正体は女神エイドスではないかと昔から言われてきました。

          今思いついたのですが、カンパネルラ説はなかったのでしょうか。

          実は女の子だったというのが思わせぶりです。
          正体といっても、カンパネルラも盟主並みに謎なわけですが。

          結社キャラについてはノベル形式でもよいので、ぜひ出して欲しいです。

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