マクバーンの正体と外の理を考察する【閃の軌跡4クリア済 】

マクバーン戦直前の会話イベントの内容は、ゼムリア世界の構造にも関わる話となってきました。

ガイウス
「ゼムリア大陸という、世界の”外”があり得るという発想に至れないのだ。」

エマ
「説明できない事物や現象に何らかの法則が働いているのではないかと仮定したんです。」

マクバーン
「もう半身は元々こちらの人間、この姿形はそこから来ている。」

「この世界に顕れて五十年…俺はずっと”自分”を探してきた。」

目次

「現世」と「外」は重なっている?

「現世」とは、セリーヌの言葉を借りました。それに対して、「外」とは何処に存在するのか?

いくら行けども抜け出せない、外界や空域の先の世界なのか?

そもそもゼムリア世界において、地動説は確定しているのでしょうか?

私はゼムリア大陸のモデルは、リアル世界のユーラシア大陸をイメージしていました。そして同様に他の大陸が存在し、それらが球体の地球を形作っていると思っていました。

しかしマキアスによると、軌跡世界においては、ゼムリア大陸が世界のすべてと思われているようです。

オズボーンや過去作のミリアムのSクラフトにおいては、球体の地球が確認できますが、あれと同じことが実際に起きているとは思えず、威力の演出に過ぎないとしておきます。

今作のノーマルのエンディングにおいて、宇宙という概念が存在することは明らかとなりました。しかし天動説においても、それは存在し得るものでしょう。(調べたわけではありませんが)

ただいずれにしても、「外」は海や空の先にある世界ではなさそうです。

「現世」と「外」は重なっていて、何らかの原因により「外」の事物が「現世」に顕現するのだと思われます。

それが塩の杭やマクバーンということです。

重なっているのにすべてが現れるわけではなく、見えもしないのは、「枷」によってのようですが、それに関しては想像もつきません。

「外」を知る人物

マクバーンは、言うまでもありません。

ローゼリア

彼女は塩の杭を「外の特異点」と呼んでいました。

エマは「外」に関してはほとんど何も知らされていないようですが、何か理由があるのでしょうか。

なお「特異点」というワードは、黒の聖獣が自身を封印していた「始まりの地」にも登場します。これは閃の軌跡マガジンで「人工特異点」と解説されていました。

ヴァリマール

考えすぎかもしれませんが、マクバーンを異界の王と呼んだ時に、彼のことをかなり知っているのではないかと思いました。

騎神はもう今作で退場と思われますが、この点に関してはクリアした時点においても明らかではありません。

身喰らう蛇の盟主

当然ながら、盟主は知っているはずです。カンパネルラやマリアベルも知らされていそうです。

「全部だ」

「全部」混じっている、マクバーンのそれまでの経緯について考えてみます。

「現世」での姿形、魔人のシルエット、彼はそれぞれを「半身」と呼んでいます。

「外」の魔人の「半身」が「現世」に現れた時の姿が、最初のあのお兄さんで、それに魔人が融合したということでしょうか。

いや、元々現世にいた人間に、「外」の魔人が融合した、こちらの方がしっくりきます。

マクバーンが現れたのは50年前とのことです。それは導力革命の時期と一致します。

マリアベルからC・エプスタインの名前が出てきました。なにか関連があるのでしょうか。

オーブメントの発明が如何にして成されたか、という話にもなってくるかもしれません。

「外の理」について

軌跡シリーズとは別のカテゴリで、量子力学の記事を書いたことがあります。ゲームの発売前です。

天動説と地動説 その証明
特殊相対性理論とE=mc^2
量子コンピュータの仕組みを分かりやすく教えて下さい

それに影響を受けて、次の記事を書きました。

閃の軌跡4考察 黒の史書は、なぜ未来の出来事を予言しているのか

黒の史書が古代遺物だったことを思い出してからは丸ごと書き換えましたが、最初に書いた内容は、最初から違和感があるものでした。

これではSFで、世界観を壊すものであると。

しかし本編で「外の理」の概念が明かされていくにつれて、必ずしも的外れでは無かった気もしてきました。

「外の理」とは、別の法則が働いていると説明されていますが、量子力学がまさにそうです。

学校で習うニュートン力学は古典力学とも呼ばれていますが、ミクロの世界においての物質の挙動は、従来の法則では説明できません。

それらを説明できる法則を体系化したものが、量子力学ということです。

もちろん軌跡世界の物理法則は完全な創作でしょうが、これまでのさまざまな事象を説明できる、説得力のあるものであることを期待します。

マクバーンとのバトルの感想

閃2で登場した最初の姿でも、アリアンロードと互角ということで萎縮していました。

碧の軌跡のアリアンはイージーでもものすごく強かったので。完全防御以外で聖技グランドクロスをくらったら、即終了といってもよいでしょう。

マクバーンはバトルではそれほど強いとは思えなかったものの、それでも火焔魔人に変身した時は、ものすごく怖かったです。

閃3で戦った時もあまり…というよりアリアンロードと組んで戦うのがひどいと思ったのですが、それでもそれほどの強さとは感じませんでした。

そして今作の異界の魔人と化したマクバーン、やりすぎなくらい怖かったです。

アリアンとは最初のお兄さん、あるいは火焔魔人の姿で互角ということですから、異界の王の姿では、設定上ではおそらくアリアンを上回ることになると思います。

しかしバトルでは、騎神を出すまでもなく勝ってしまいました。(追記 結界のところでは出しました。)

碧のアリアンくらいが、最強を演出するにはバランスの良い強さだと思いました。あれ以上になると、少なくとも私の場合は、かえってやる気を無くしてしまうと思うので。

記憶を取り戻したマクバーン

自分のいた世界は、もう滅びたことを思い出したという感じです。「身喰らう蛇」の意味についても理解したようです。

まだ詳しくは調べていないのですが、ウロボロスとは創世と終末をくり返すことの象徴、くらいになんとなく思っていました。「永劫回帰」も同様の意味だったはずです。

マクバーンが「現世」に顕れた理由は、元いた世界が終末を迎えた(そして、それによる何かがあった?)せいでしょうか。

アッシュの「はあああああ?!!」もよかったですが、その後のマクバーンの笑顔が、とってもかわいかったです(笑)

新たな目的とは、元いた世界の再生ということだと思います。これも予想ですが、盟主の目的も同様で、いずれ来たる終末からの再生が目的のような気がします。

盟主の記事では、滅びの回避と書きましたが、ウロボロスの名からして、そちらの方かもしれません。

閃の軌跡4考察 盟主の正体と目的

カンパネルラ、盟主、マリアベルに対して怒っていたようですが、まさか彼をだますとか利用するとかしたのでしょうか。こわすぎます。

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